イワドリの生態を解説!大きさ、繁殖行動、天敵、餌など

      2017/11/24

イワドリは、スズメ目カザリドリ科に分類される鳥の一種で、南アメリカに生息しています。派手な体色が特徴的な非常に綺麗な鳥です。ここでは、このイワドリについて紹介していきます。

大きさや外見の特徴

イワドリの大きさは30cmほど、重さは200~220g程度とされています。オスの体色は鮮明なオレンジ色をしており、頭には半月状のとさかがあります。一方でメスは茶色っぽい色をしていて、オスの鮮やかさに比べればかなり地味な印象を受けます。また、オスのような目立ったとさかもありません。

イワドリの生息域

イワドリは南米のフランス領ギニアからスリナム、ガイアナ、ベネズエラ南部、コロンビア東部、ブラジル北部といった国、地域にまたがるギニア高地に生息しています。イワドリは英語ではGuianan cock-of-the-rockといい、このGuiananは生息している地域にちなんでいます。

イワドリの生態

イワドリの食べ物

イワドリは主に果実を食べて暮らしており、ほかにも小さなヘビやトカゲなどを食べたりすることもあります。イワドリはいろいろな種類の果実を食べており、65種類以上の果実を食べていることが報告されています。黒色や赤色の果実を好んで食べている(75%以上)という研究結果もあります。

イワドリの繁殖

イワドリの繁殖は年明け頃から始まり、メスは3月ごろに産卵します。繁殖期になると、オスは集団を形成(平均で55匹ほどとされる大きな集団です)し、それぞれがメスの気をひくために複雑な求愛行動を行います。

求愛行動が成功するかはさまざまな要素があり、オスがディスプレイする羽はもちろん、求愛行動の群れ自体が関係してくることもあります。このことについては様々な推測がありますが、求愛行動の群れの中でどの位置(ポジション)をとるかということが1つ重要なのではないかといわれています。

メスは相手のオスを選んで地面に舞い降り、選んだオスの尻をくちばしでつつきます。ここでめでたくカップルが成立します。カップルが成立すると、その場でメイティングを行います。

巣は崖や洞窟などに作ることが多く、木につくることはあまりありません。植物や泥などで巣をつくり、メスは1~2個の卵を産みます。その後、1か月弱ほど抱卵し、孵化を待ちます。

イワドリの天敵

イワドリは基本的には植物食で体も目立つほど大きくはないので、天敵に狙われることもあります。オウギワシ、セグロクマタカ、クロクマタカ、アオモリハヤブサといった鳥が主な天敵とされています。他にもカンムリズクなどのフクロウ系の鳥、ジャガーやピューマ、オセロットなどのネコ科の哺乳類などが天敵になりえます。

最後に

イワドリのオスは鮮明なオレンジ色をしていて、非常に目を引く鳥です。外見だけでなく繁殖行動などの生態も非常に興味深いところがあり、さらなる生態の解明にも期待したいと思います。

 

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