ケヅメリクガメの飼育法を解説!大きさは?餌や寿命は?

   

ケヅメリクガメとは

ケヅメリクガメはアフリカ大陸のサハラ砂漠やサバンナ周辺に生息する甲長70㎝の大型リクガメです。ガラパゴスゾウガメ、アルダブラゾウガメに次いで、リクガメの中では3番目に大きい品種です。尾の両側のおしりに蹴爪のような突起がついていることからケヅメリクガメという名が付きました。
亜種を持たない品種ですが、アフリカ大陸の広範囲に生息しているため、ガーナ産のケヅメリクガメはゴツゴツした甲羅を持ち、モロッコ産のものは比較的滑らかな甲羅を持つなど、地域によって体の特徴に多少の変化がみられる場合があります。

飼育方法と必要なアイテム

幼体のケヅメリクガメから飼育する場合は60㎝~90㎝の水槽を用意します。その後、成長とともに6畳ほどある専用の部屋や大きいサイズのケージ、屋外飼育の場合は小屋や温室などにお引越しさせてあげます。ケヅメリクガメは成長が早く、幼亀(以下写真)から飼育し始めても数年後には甲長が50㎝を超え、最終的には70㎝~80㎝ほどになります。そのため、飼育するスペースを十分に用意できるかをよく考慮してから飼い始めましょう。

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床材はデザートブレンドなどの乾燥したタイプのものを使用しましょう。屋外や小屋で飼育する場合は、簀の子で代用も可能です。

清掃は週に2~3回行いましょう。床材を交換し、汚れた部分を濡れたタオルで拭くなどして清潔な環境を保ちます。

ケヅメリクガメは昼間は強い日差しに高気温、夜間は気温がマイナスになる温度差の激しい環境に生息している品種です。そのため、飼育下においては昼間と夜間で少し温度差をつけましょう。昼間は22度~30度、夜間は18度~20度前後を目安にします。また、湿度は30%~60%の乾燥した通気性のよい環境を好むため、湿度の高くなる夏場は風通しのよい場所で飼育したり、エアコンを使用して調節しましょう。

ケヅメリクガメは強い紫外線と日光を必要とします。そのため、飼育には紫外線ライトと保温球は必須アイテムです。砂漠用の度数10.0の紫外線ライトを使用し、保温球は明るめのものがおすすめです。

草食性で野生化では主に多肉植物や草の芽、果物を食べて生活します。また、ケヅメリクガメは砂漠などの水の少ない場所に生息しているため、水分は主に食べ物から補給します。

幼少の頃はカルシウムの含有量が多い葉野菜を中心に、その他の野菜や果物を混ぜて与え、ある程度成長したら、低カロリーで繊維質の葉野菜やイネ科の植物、野草、多肉植物(ウチワサボテン)を中心に与えてあげましょう。

砂漠やサバンナで生息しているケヅメリクガメにとっては、野菜や果物は栄養素が高く、高カロリーです。また、ケヅメリクガメは大食漢でよく食べるため、急激に成長します。成長の速度を早めないためにも、幼少期を過ぎたら低カロリーのものを与えるよう心がけましょう。

また、たんぱく質の多い食べ物を与えると、甲羅にゆがみが生じたり、凹凸ができやすくなります。そのため、豆類などのたんぱく質の多い食べ物を与えることはできるだけ控えたほうが良いでしょう。

カルシウムと紫外線をたっぷりと与えてあげることは、きれいな甲羅の維持のみならず、健康のためにも大切な役割を果たします。ただ餌を与えるのではなく、ケヅメリクガメの健康のことをしっかりと考慮し、バランスよく与えましょう。

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ケヅメリクガメの寿命

ケヅメリクガメの平均寿命は30年ほどですが、上手に飼育してあげれば50年~100年生きることも可能とされる長寿のリクガメです。以下のページも参照してください。

亀の寿命

最後に

いかがでしたか。ケヅメリクガメは成長が早くすぐに大きくなり、最終的に甲長は80cmに達することもあります。大きくなりすぎて飼育できないなんてことにならないよう、飼育するスペースを用意できるか判断したうえで飼育しましょう。

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