アリゲーターガーが特定外来生物に?大きさは?飼育できる?

   

アリゲーターガーは、北アメリカでは最大の淡水魚で、世界最大級の淡水魚でもあり、ワニのような口が特徴的です。ガー科アトラクトステウス属に分類される魚で、ペットとして飼育されることもありましたが、外来種として定着するなどの問題もあり規制がかかるようになりました。今回は、このアリゲーターガーについて生態や、規制がかかった背景などを調べていきたいと思います。

大きさや生息域

アリゲーターガーはガーの仲間の魚の中でも最大で、大きさは1.8mほど、体重も45kgほどになります。大きさ3m、体重は160kg近くにまで達するともいわれています。ミシシッピ川などのメキシコ湾へ流れる川に生息しています。流れの穏やかなところを好み、基本的には淡水で生活していますが、海域に生息しているものも一部いるようです。

アリゲーターガーの生態

アリゲーターガーの餌

アリゲーターガーは比較的おとなしい動物に思われますが、実際は待ち伏せ型のハンターで、獰猛な魚です。基本的には魚を食べていますが、水面にいるような水鳥や小型哺乳類なども食べることがあります。

繁殖について

卵の色は赤色や濃緑色で、岩や水草などに産まれます。この卵は食用にするには有害なようです。アリゲーターガーは長命な生き物ですが、その分繁殖できるようになるのも遅く、メスは性成熟までに10年ほどを要します(しかし、オスはその半分程度)。卵は数日で孵化し、さらに10日ほどで稚魚として活動を始めます。生まれたばかりのアリゲーターガーには卵黄がくっついていて、そこから栄養分をとります。

アリゲーターガーが特別外来種に?

2016年3月14日に、アリゲーターガーが特定外来種に指定されることが決まりました。アリゲーターガー以外にも20種類ほどが特別外来種に指定されることが同じ日に決まりましたが、アリゲーターガーは飼育者が多く、周知を徹底する必要があることなどから2年ほどの猶予がつき、実際に特定外来種として規制が始まるのは2018年4月からになります。

アリゲーターガーはペットにしていた人が逃がしたのか琵琶湖など色々なところで目撃例があります。このようなことから外来種として生態系に影響が及ぶようなことを懸念して、特定外来種になることが決まったようです。アリゲーターガーは外見や大きさなどからも想像できますが、日本の生態系になじむような生き物ではないでしょうから、このような種が定着してしまうことがあれば大変なのは目に見えています。きちんと飼育している方は非常に気の毒ですが、放してしまう人がいる以上致し方ない決定ともいえますね。

Alligator gar - Atractosteus spatula

By Greg Hume - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=30364231

 

飼育は可能?

特別外来種になれば、基本的にはこれまで飼育していた場合であっても許可を得ることが必要になります。これまで飼っていたものであれば飼育は可能です。とはいえ新たに繁殖させたり購入したりすることはできません。

アリゲーターガーの寿命

アリゲーターガーの寿命は長く、メスは特に長寿です。メスでは50年ぐらい生きるといわれています。

最後に

ワニのような姿が魅力的なアリゲーターガー。飼育している方は、特定外来種に指定されることを念頭に置いておいてください。

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