ホッキョクギツネを紹介!生態や見れる動物園は?

      2017/11/24

あなたは、ホッキョクギツネというキツネを知っていますか。名前の通り北極を原産とするキツネで、北極の非常に厳しい寒さにも耐える能力を持つすごいキツネなのです。ここでは、このホッキョクギツネについて解説していきます。

大きさや外見の特徴

ホッキョクギツネの頭胴長は平均して55cmほどで、オスのほうがやや大きく(オス46~68cm、メス41~55cmほど)なります。地域によってはオスメスの大きさの違いがほとんど見られないところもあるようです。尻尾の長さはオスメスともに30cmほどで、体重は平均するとオス3.5kgほど、メス2.9kgほどになります。

体全身に深い毛をもっており、毛の色は夏には茶色ですが、冬になると非常に美しい白色になります。この深い毛をもっていることが、極寒の地で生きることができる理由の1つです。

ホッキョクギツネの生息域

ホッキョクギツネはヨーロッパ、アジア、北アメリカ北部の非常に寒い地域、北極圏に広く生息しています。アイスランドなどの島や、グリーンランドの沿岸地域などにも生息しています。

ホッキョクギツネの生態

ホッキョクギツネの食べ物

ホッキョクギツネは小さな動物(レミング、ハタネズミなどの齧歯類、小さな鳥や魚など)、や主にオオカミやホッキョクグマなどの食べ残しである死肉を食べて暮らしています。

地域によってメインを占める動物は異なり、レミング(ネズミの一種)が生息している地域の個体ではレミングを主に食べていますが、渡り鳥が豊富なカナダ北部の個体は鳥を、アイスランドなどの地域にいる個体は魚を主に食べているようです。

冬への備え

極寒地域に棲んでいますが、1年の中で冬眠をすることはありません。秋になると冬に備え、脂肪をため込み、中には体重が1.5倍ほど大きくなることもあるようです。この脂肪は断熱材のように働くことに加え、食べ物が少ない冬において栄養源にもなります。

繁殖形態

繁殖期になると1オス1メスでペアを形成し、自分の巣のまわりに縄張りをもつようになります。繁殖は主に4~5月頃に行い、懐胎(妊娠)期間は50日ちょっとになります。子育てはオスメスともに行います。

驚きの耐寒能力

北極圏に棲んでいることからもわかりますが、ホッキョクギツネは非常に耐寒性の強い生き物です。マイナスの温度でも全く平気で、-70℃ほどになってようやく震え始める程度です。先程述べた毛が深いこと、体脂肪が十分に貯蔵されていることに加え、足に凍結から身を守る機構(対向流熱交換系)があることが、このような耐寒性をもてる理由として挙げられます。

生息数は?

北極の氷が少なくなっている、などという話は頻繁に耳にしますが、そんな北極に近い地域に暮らしているホッキョクギツネの生息数はどうなっているのでしょうか。

ホッキョクギツネはIUCNのレッドリストにはLC(Least Concern,低危険種)として分類されており、個体数も十分で絶滅の恐れはないようです。一方でスカンジナビア半島に関しては例外で、法律で保護されたものも功を奏さず、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのおとなの個体数は合計しても200以下と推測されているようです。

動物園で見れる?

ホッキョクギツネが見られる動物園は少ないのですが、北海道の旭山動物園にはホッキョクギツネ舎があり、見ることが可能なようです。現状どうなっているのかはわからないので、確実に見たい方は、あらかじめ問い合わせるなりしてから行くと良いと思います。

最後に

-70℃の世界は人間だと想像できませんが、そのような極寒の場所でも生息できる非常にタフな動物です。冬になると純白になり非常に美しくかわいいキツネでもあります。

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