オオグソクムシの飼育法を解説!餌や温度は?混泳できる?


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オオグソクムシとは

オオグソクムシは日本の本州中部の水深150~600メートルほどの深海底や、大陸棚に生息している海生甲殻類の一種です。1880年にルートヴィヒ・デーデルラインによって日本で発見、採集され、1894年にアーノルド・エドワード・オートマンによって記載されました。

体長は約10㎝~15㎝であり、同じ仲間であるダンゴムシやフナムシなどの等脚類のなかでは日本最大種です。

オオグソクムシは腹部末端にある遊泳肢を動かし、仰向けの態勢で上下に体をくねらせるようにして泳ぐのが特徴的です。また、身を守る際に口から悪臭のある体液を出して逃げることがあります。

オオグソクムシは魚の死体や弱った小動物、ヒトデなど水中にあるものなら何でも食べる雑食性です。

飼育方法と必要なアイテム

オオグソクムシは体長約10㎝~15㎝の生物ですので、飼育水槽は30㎝幅のもので十分飼育が可能です。水温は8度~20度の間であれば問題なく飼育できますが、最適水温は10度~17度とされます。

オオグソクムシは低水温では元気がなくなり、餌をあまり食べなくなります。一方で、水温が20度を超すと異様なほど活発に動きまわり、突然死を起こすこともあります。そのため、季節を問わず一年中温度調節が必要となるので気を付けましょう。冬場はヒーターとサーモスタットを使用し、夏場はエアコンで調節してあげてください。

オオグソクムシは海中生物のため飼育用の水は、水温25度のカルキ抜きした水道水に人工海水を溶かしたものを事前に準備しておきます。環境の変化によって大きなショックを与えないよう、オオグソクムシを水槽に投入する際はそれまで飼育していた水とともに新しい水槽に移し替えてあげましょう。

オオグソクムシは水質の悪化には強く、ろ過機なしの週1回の水換えでも飼育が可能ですが、生の餌を好むためあっという間に水槽内が汚染されてしまいます。そのため、ろ過機は清掃の手間が減るため、設置しておいたほうが良いでしょう。

置き場所について

オオグソクムシを飼育する際に気を付けなければならないのが、水槽の置き場所です。オオグソクムシは深海生物であるため日光に弱く、光の浴びすぎにより目の構造が破壊され白濁してしまう恐れがあります。

そのため、水槽を日光の当たらない暗めの場所に置いたり、水槽を遮光体で覆ったりなど工夫をしましょう。また、蛍光灯の光などでも長期間浴びると体が弱り、死に至ってしまうこともありますので十分に注意が必要です。

オオグソクムシはもともと深海の苔が存在しない環境に生息しているため、体に苔が生えた際にはブラシなどできれいに取り除いてあげましょう。

混泳は可能?

オオグソクムシはほかの魚との混泳も可能ですが、身の危険を感じたり、刺激したりすると口から異臭のある体液を放つことがあります。この体液は非常に強力で、ほかの魚のみならずオオグソクムシ自身もショック死してしまう可能性があるため、十分に注意が必要です。また、水槽内の弱っている魚を食べてしまうこともあるので気を付けましょう。

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オオグソクムシは雑食性で何でも食べます。食には貪欲ですが、毎日餌を与える必要はないので、2週間に1度エビやタコ、イカ、その他の魚の切り身などを与えるとよいでしょう。

餌の食べ残しは水質を悪化させるため、1~2日経っても残っている場合は取り除いてあげましょう。

最後に

オオグソクムシは深海の生き物で、飼育しようとなれば日に当てないようにする、水質をきれいに保つなどが必要になります。一見難しそうに見えるかもしれませんが、海水魚を飼育できるのであれば意外と簡単に飼育することができます。

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