猫がかかりやすい病気には何がある?注意すべき6つの病気

      2016/10/29

猫のかかりやすい病気は、種類や年代によっても異なります。まず種類によって異なる場合には、遺伝が関係しています。遺伝性の病気については、肥大型心筋症や門脈体循環シャント、多発性嚢胞腎症、動脈血管開存症などがありますので、これらの病気について順に説明していきます。

肥大型心筋症

心臓の壁が厚くなって血液を全身に送り出す心臓の機能が弱くなってしまうという病気で、メインクーンやペルシャ以外にも全ての種類で発症することがあります。この病気になると息切れしやすくなったり、疲れやすいといった心不全の症状がみられるようになり、さらに進むと心臓の機能低下のために肺に水がたまりを頻繁にしたり、呼吸困難を起こすようになります。

また血栓がおなかの動脈に詰まって、後ろ足が麻痺してしまうこともあります。治療方法は、心臓の働きを助けてくれる薬や、血圧を整える薬、血栓を溶かす薬などの服用を行い、進行を遅らせるようにします。

門脈体循環シャント

肝臓に血を運ぶ門脈から異常血管が分岐し、肝臓のみに運ばれる血液が他のところに運ばれてしまうという病気です。肝臓は象徴で吸収された栄養素を含む血液を受け取って代謝したり、有害物質の解毒を行う臓器ですので、この病気になると、必要な栄養が代謝されにくくなったり、有害物質が他の臓器に回りやすくなり、食後30分から1時間後にけいれんや嘔吐を起こしやすくなります。ヒマラヤンやペルシャ、シャムに多いといわれています。

治療は、治療食や肝臓の働きを助ける薬の服用などがあります。また手術により異常血管を閉じる場合もありますが、体力がない場合や異常血管の場所によっては手術が難しい場合もあります

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多発性嚢胞腎症

この病気は猫が成長するに従って腎臓の中に液体の入った袋(嚢胞)がたくさんでき、腎臓に負担をかける病気で3歳〜10歳頃から慢性腎不全の症状がみられるようになります。多飲多尿で、食欲不振となり、嘔吐も繰り返し起こします。アメリカンショートヘア、ペルシャ、ヒマラヤンなどがかかることが多いといわれていますが、治療は適切な治療食や薬の服用、嚢胞がおなかを圧迫している場合には中の液体を抜く治療もあります。

動脈管開存症

肺動脈と大動脈をつなぐ動脈管が閉じずに開放されたままとなる病気で、心臓から肺へ送られる血液が増加する分、全身に送られる血液量が減少し、全身に酸素や栄養が行き渡らなくなる病気です。疲れやすく、息切れを起こしやすくなったり、ときには酸素不足のためにチアノーゼ(舌や唇が血流不足のため真っ青になる)になるなどの症状がみられるようになります。

この病気はアメリカンショートヘアやシャム、ペルシャをはじめ多くの種類で生じることがあります。1歳までに発症する場合が多いといわれていて手術をして完治する場合もありますが、完治しない場合は心臓の負担を軽減させる薬を服用させます。

骨軟骨形成不全症

成長期に骨や軟骨が変形する病気で、生後4ヶ月頃から痛みが激しくなり徐々に全身の関節に痛みが広がる病気で、最近人気のスコティッシュフォールドに多い病気です。多くの場合は1年以内に痛みは治まるといわれています。治療は、痛みが治まるまで鎮痛剤を投与して痛みを軽減することが中心となります。

慣性腎不全

全ての種類に共通してみられる病気として、慢性腎不全があります。これは腎機能が低下し、老廃物が排出できなくなる病気で、猫は食欲が落ちて痩せてしまいます。この場合には低タンパク低ナトリウムなどの治療食を与えます。

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キャットフードについて

猫の病気を防ぐための方法はいろいろありますが、適切な食事を与えてやることも大切です。腎臓が悪いような猫だと話しは別になってくるのですが、高品質なキャットフードを与えれば病気の可能性を減らすこともできます。以下のリンクも参照してください。

おすすめキャットフード

最後に

ペットの猫が病気にかかるのは想像したくないですが、我々も病気にかかる可能性があるのと同様、猫にもそういう可能性があります。もし病気にかかってしまえば、適正な対処を心がけてください。

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