セミの生態を解説!寿命は?食べ物は?

セミといえば、あなたは何を思い浮かべますか。真夏なんかにはセミの声を飽きるほどに聞かされますよね(笑)。では、セミたちは実際どのような生き方をしているのでしょうか。今回は、セミたちの生態についていろいろ調べていこうと思います。


スポンサーリンク

セミは何を食べ物にする?

セミのエサは何だ、と言われれば木の樹液です。樹液を吸うための1cm以上にもなる細長い口(口吻)を木へと差し込み、師管液を吸っている(道管液という説もあり)といわれています。

道管、師管といえば学校の理科で出てきたりもしますが、なんじゃそりゃ!って人が多いと思いますので軽く説明しておきます。植物の幹や茎などの中にはもちろん管が通っているわけですが、その管を2つに分割した際の外側半分が師管、内側半分が道管となります。

ちなみに師管と道管は形成層とよばれるもので隔てられており、道管と師管を合わせて維管束と呼ばれます。道管は根から水や養分を運び、師管は光合成などにより葉で作られた養分を運びます。

セミの成虫の寿命は?

セミの寿命はどのくらい?と聞かれれば、あなたはどう答えますか。成虫としての寿命は本当に短い、ということを聞いたことがある方は比較的多いのではないでしょうか。では実際にどのぐらい成虫として生きるのか?といえば、おおよそ1か月程度となります。

そこまで短くはないですよね。よく1週間だなどといわれることもありますが、そこまで短くはありません。もちろん天敵なんかに襲われれば話は別ですが。そう考えるとセミの寿命は短い、というのは実際のところデタラメに近いところがあります。セミを飼育しようとしても、たいていはすぐ死んでしまいます。この説はそのことからきていると思われます。

a0960_006858

ではなぜセミは飼育しようとしてもすぐに死んでしまうのでしょうか。もちろんいろいろな原因が考えられますが、1つはやはり餌が樹液です。カブトムシのように昆虫ゼリーなどを与えたら食べてくれるならいいのかもしれませんが、あまり樹液以外を餌にすることはないようです。

そのため、セミが樹液を吸う木の苗木(カキやクヌギなど)に網をかぶせるなどすれば飼えないこともないようですが、それでもほかの虫に比べると難易度は高くなります。わざわざそこまでして飼う人も少ないですしね。

セミの幼虫は何を食べる?

セミの幼虫は地中にいます。セミの成虫は枯れ木に卵を産みますが、幼虫は孵化して1度脱皮するとすぐ地中へと潜っていきます。では地中で何を食べているのでしょうか。実際、彼らは地中においても木の根の汁を吸っています。どのように吸っているのか、といえば成虫とほとんど変わりません。長い口吻を根へと突き刺し、木から養分を摂取しています。

スポンサーリンク

セミの幼虫期間はどのぐらい?

では、セミはどのぐらいの期間を幼虫として過ごすのでしょうか。もちろんセミの種類によって違いますが、成虫の寿命に比べると幼虫の期間は圧倒的に長いです。なかには我々の想像を超えるような長さを持つものもいます。比較的メジャーな種類の幼虫期間を紹介していきます。同じ種類の中でもばらつきは大きいですが、およそ以下の通りとなります。

  • アブラゼミ・・・・3~5年
  • ミンミンゼミ・・・3~4年
  • ツクツクボウシ・・1~2年
  • クマゼミ・・・・・4~5年
  • ニイニイゼミ・・・4~5年

海外のセミとなりますが、驚きの幼虫期間をもつものも少し紹介します。北アメリカ東部には周期ゼミと呼ばれるセミがおり彼らは幼虫期間が17年または13年となります。おもしろいことは13も17も素数なんですよね。(素数というのは1とその数以外で割り切れる数をもたない数のことです)。これについては諸説がありますが、セミたちの生き残るための1つの戦略なのでしょう。

最後に

セミは短命だ、と思っていた方には少し驚きだったのではないでしょうか。その反面幼虫期間の長さはなかなかのものがあります。とはいえ、まだセミの生態は分かっていないことも多いです。興味深い生き物ですね。

 

 

 

 

スポンサーリンク