シクリッドの飼育法を解説!種類、餌、混泳など

      2016/12/11

シクリッドとは

シクリッドとはスズキ目シクリッド科に分類される熱帯魚で、「カワスズメ」という名で呼ばれることもあります。中央アメリカから南アメリカ、マダガスカルを含むアフリカから中東、そして南アジアと幅広い地域に分布しています。

種類

幅広い地域に生息しているシクリッドはアメリカン・シクリッドとアフリカン・シクリッドに大きく分けられ、そこから生息地や見た目などの特徴などにより細かい品種に分類されます。シクリッドの品種は全部で42種類存在し、その中でも観賞魚として人気のエンゼルフィッシュやディスカス、ティラピアなどが有名です。

日本ではティラピアなどの一部が輸入され養殖されたり、自然界で外来種として定着しているものもいます。特にアフリカのマラウィ湖やタンガニーカ湖などの原産のシクリッド科の魚はアフリカン・シクリッドという総称で親しまれ、アクアリウム界の独特な地位を占めています。

性格

性格は熱帯魚の中では比較的獰猛とされるため、混泳をさせる際は注意しましょう。

飼育方法と必要なアイテム

シクリッドの種類によってサイズは異なってきますが、体長15㎝前後の小型のシクリッドを飼育する場合は、60㎝幅水槽を目安にすると良いでしょう。たくさんの魚を混泳させたい場合や、体長30㎝前後の大型の品種を飼育する場合であれば、90㎝幅以上の大型の水槽が必要になってきますので、飼育状況に合わせて適切なサイズのものを選びましょう。

シクリッドは弱アルカリ性で硬水の水質を好みます。日本の水道水は軟水のため、水道水を利用する場合は事前に弱アルカリ性に近づけてから使用しましょう。準備方法は簡単で、ろ過材と床材にサンゴ砂を用いり水を循環させます。

サンゴから溶け出るカルシウムなどの成分によって弱アルカリ性に水質が傾き、シクリッドが好む硬水の水質へと変化してくれます。サンゴ砂はカルシウムが徐々に抜け、日年月が経つとともに細かく崩れてしまいますので、1~2年を目安にサンゴ砂を交換しましょう。

また、ph値を上げてくれるph調節剤も市販されていますので、水が弱アルカリ性に傾きにくかったり、野生個体を飼育する際は、この薬剤を使用するとよいでしょう。

水替えを行う際に、ph値が下がりシクリッドがショックを起こす可能性があるため、あらかじめバケツやほかの容器に弱アルカリ性の飼育水を用意しておき、急なph値の低下を防ぎましょう。

シクリッドは暖かい地域に生息している熱帯魚のため、水温は23度~28度が適温とされます。冬場などの寒い時期はヒーターとサーモスタットを使用し温度管理を行いましょう。

シクリッドは人工飼料への食いつきもよいため、テトラ・プランクトンなどの熱帯魚用飼料を主に与えましょう。食欲旺盛でよく餌を食べるシクリッドですが、消化不良による腹水病を起こしやすい魚ですので、エサの与えすぎには十分気を付けてください。

混泳方法

シクリッドは比較的気性の荒い性格の個体が多く、シクリッド種同士以外の魚種との混泳は難しいとされています。また、オス同士は常に激しい縄張り争いを繰り広げているため、シクリッドを混泳させる際には、水槽内にサンゴ岩や植木鉢などで逃げ場や隠れ場所を作ってあげましょう。

縄張りを作ることができないよう、大量の魚を混泳させるのも一つの手ですが、水槽の手入れの手間が増えてしまうのでよく心得ておきましょう。

最後に

いかがでしたか。思わずたくさん水槽に入れたくなるかもしれませんが、気性が荒いので、混泳などを行う際は十分注意してください。

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