鳩はペットとして飼育できる?種類は?病気が危険?

      2017/11/24

我々のまわりでも身近な存在である鳩。歩き姿などを見ていると、どことなくかわいさも感じる鳥です。そんな鳩なのですが、ペットにすることはできるの?とふと考える方もいるかもしれませんね。ここでは実際に、鳩はペットになるかについて考えてみたいと思います。

鳩の種類

鳩とひとくくりに行っても、ハト目には世界で約42属290種が存在し、その中で日本の在来種はカラスバト属、キジバト属、ベニバト属、キンバト属、アオバト属の5属13種が存在します。

一般的に公園などで群れている鳩は、通称「ど鳩」と言われ、対して、背中にオレンジ色のウロコ模様があるのが「キジ鳩」で、基本的には夫婦でいるか子供を連れての3羽で行動しています。

伝書鳩として知られているのはカワラバト属のカワラバトを長期にわたって改良した個体です。

鳩は飼育できるか

基本的に野生の鳩を飼育するのは鳥獣保護法により禁止されていますが、鳥獣保護法の狩猟鳥獣の捕獲事項の期間、場所、方法等を守り許可を得れば、野生のカラスやスズメ、鳩などの狩猟鳥獣を飼うことができます。

しかし、この鳥獣保護法には狩猟に関する許可書以外に公的な証明方法がなく、自身で狩猟鳥獣の合法性を証明できる条件は、警察の判断次第となります。

証明内容を証拠と認めるのは警察の判断に委ねられており、飼育の適法性もまたその警察の判断次第となります。また、鳥獣保護法には懲役刑を含む刑罰があり、これらすべての判断を下すのは警察です。

カラスやスズメ、鳩であれば、警察は積極的に摘発を行うことは少ないでしょう。しかし、近隣からの苦情による問題が発生したり、保護団体が警察に通報することがあれば、最悪の場合は役所や警察が介入してくることが考えられます。その際の証明方法としては公的な狩猟関係の許可書以外は、自身で十分に証明できる方法を見つけるしかありません。

これらのことから、カラスやスズメ、鳩など狩猟鳥獣を飼育するには、大きなリスクがあり簡単には狩猟鳥獣を飼育できないことを十分理解しておきましょう。決して安易な考えで飼育に至らないよう注意してください。

鳩が引き起こす病気

野生の鳩は、「クリプトコッカス・ネオフォルマンス」や、「アスペルギルス」と言うカビ(真菌)などのいろんな病原体の中間宿主と言われています。これらの病原体は羽毛やフンに付着しており、排泄した際や羽を羽ばたかせた際などに飛び散り感染することがあります。
この病原体に感染してしまった場合鼻孔に肉芽腫ができたり、病原体が肺から移動し、髄膜炎や脳炎を引き起こす可能性があります。

また、「クリプトコッカス性髄膜炎」という病気にかかる場合があり、頭痛や発熱、無気力、昏睡、人格変化、記憶障害といった恐ろしい症状が現れます。

そのほか、免疫不全者や免疫力が低下している人に起こりやすい「アスペルギルス症」という病気を引き起こすこともあります。この病気は症状の進行が速く、全身に感染するため症状はさまざまで、治療が遅れた場合の致死性は高い恐ろしい病気です。

これらの危険性を防ぐためにも、野生の鳩にむやみやたらに触れたりするのは避けましょう。

最後に:鳩はペットになるのか

生まれた時から縛りなく自由に生きてきた野生の鳩を飼いならすのは難しいとされます。一年程度巣箱で飼育しても、大半の鳩は野生に帰ってしまうため、成体の鳩を伝書鳩のようにしつけることは大変難しいでしょう。

また、品種によっては全くペットとして向かない鳩もおり、例えばキジ鳩は、巣箱に入れるとストレスから死んでしまいます。しかし、ど鳩を卵からまたは幼鳥から育てると伝書鳩のように懐かせることも可能とされます。

いずれにせよ、鳩をペットとして飼育するのは容易ではありませんのでよく心得ておきましょう。

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