ネプチューンオオカブトを解説!飼育法や餌は?大きさは?

カブトムシ・クワガタ

ネプチューンオオカブトは、ムシキングなどでもおなじみのカブトムシで、人気も高いです。細長い2本の角が特徴的で、漆黒の体色です。ヘラクレスオオカブトには及びませんが、非常に大型のカブトムシです。今回は、そういったネプチューンオオカブトについていろいろとみていきたいと思います。


大きさや生息域

ネプチューンオオカブトは世界最大であるヘラクレスオオカブトよりは一回り小さいですが、それでも大型のカブトムシです。オスの体長は最大で16cmほどまで達するようです。この大きさはヘラクレスオオカブトに次いで2番目に大きいカブトムシになります。

角の長さだけでいえば、へラクレスよりも大きいレベルです。南米のコロンビアやエクアドル、ペルーのあたりに生息しています。角は全体的に細長く、長さのわりに頼りない感じもしなくはありません。2本の長い角の間には、2本の短い角が左右に見られます。

ネプチューンオオカブトの飼育、産卵

飼育に関してはヘラクレスオオカブトなどと基本的には同じですが、いくつか注意点や相違点があります。飼育するには、入れ物にマット、転倒防止用の止まり木、昆虫ゼリーを用意すれば飼育できます。大型のカブトムシなので、特にオスに関しては飼育ケースに関しても大きなものが必要で、昆虫ゼリーも65gの物を用いるなどの必要があります。

産卵させるには、いわゆるカブトマットと呼ばれるような発酵の進んだ発酵マットを用います。大型の飼育ケースや衣装ケースにカブトマットを何割か硬く敷き詰め、残りをふんわりと乗せる感じで7割程度の深さまで敷き詰めます。割合は適当で大丈夫だと思います。幼虫飼育に関してもカブトマットを用いればOKです。

産卵させるには交尾済みのメスを用いる必要があります。WILD品であればそのままメスだけを産卵セットに入れても基本的には問題ないですが、日本でブリードされたものの場合はオスとメスと数日間同じケースに入れて交尾させるとよいでしょう。

温度管理について ※重要!

注意すべきは温度管理です。ネプチューンオオカブトは高地性なため、熱帯に生息しているとはいえ暑さに弱いのです。飼育温度は18~24℃ぐらいになります。低温の地域でなければ、夏の暑さには耐えられないと思われるので、温度管理が必要になります。このことには十分注意が必要です。一方で寒さには強く、極端だったり、長く続いたりでなければ飼育温度を下回ってもとりあえず死ぬことは少ないと思われます。

幼虫飼育について

幼虫飼育に関しては一般的な外国産カブトと変わりはなく、産卵で用いたカブトマットと同じようなものを使えば大丈夫です。幼虫期間はやや長めで、2年以上を要します。

暑さに弱いこと、幼虫期間が長めなことなどからヘラクレスオオカブトなどと比べるとやや難易度の高い種類として扱われます。

ネプチューンオオカブトの値段

ネプチューンオオカブトはカブトやクワガタの中でも高価な部類で、大きさにもよりますが2~5万円程度といった感じです。幼虫も1匹2000円、あるいはそれ以上にもなります。ワイルド品(野外で採ってきたものを輸入したもの)も高いですが、日本で飼育され羽化したものであっても高いです。

ネプチューンオオカブトは弱い?

ネプチューンはとても大型ですが、ヘラクレスやコーカサスなどに比べるとけんかはさほど強くない印象があります。角が細く相手を持ち上げるパワーに欠け、加えて頭角の先が湾曲しているため相手の下に角が入れにくい形になっていることなどが原因でしょうか。なぜあのような形に進化したのか興味が尽きません。

ネプチューンオオカブトの寿命

ネプチューンの寿命は比較的長く、1年近く生きることができます。

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最後に

いかがでしたか。長い角、漆黒のボディがかっこよく、人気も高いネプチューンオオカブト。飼育に関してはネプチューンそのものの値段が高く、高地性で温度も低めに設定する必要があるなど、ややハードルが高い面もあります。

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