ギリシャリクガメの飼育法を解説!餌、寿命、用意するもの等

   

ギリシャリクガメとは

ギリシャリクガメは北アフリカ・ヨーロッパ南西部・西アジアの地中海沿岸に生息する、甲長約20㎝~30㎝の小型のリクガメです。甲羅の模様がギリシャ織に似ていることからその名が付いたとされています。今回は、ギリシャリクガメの飼育についてみていきたいと思います。

種類

ギリシャリクガメは生息地が大変広く、地域ごとにそれぞれの亜種に分類されます。

  • トルコからバルカン半島付近にかけて生息している「トルコギリシャリクガメ(イベラギリシャ)」
  • 北アフリカからスペイン南部にかけて生息している「ムーアギリシャリクガメ(基亜種/別名:グエラカ種)」
  • イスラエルやヨルダン、シリアなどの中近東の地中海沿岸部に生息している「アラブギリシャリクガメ(テレストリスギリシャ)」

これらはギリシャリクガメの中でもよく知られている亜種です。亜種によっては好みの環境が若干異なりますが、基本的な飼育方法は変わりません。

 

飼育方法と必要なアイテム

飼育に必要となる水槽は、ギリシャリクガメの甲長の4~5倍の横幅の水槽を選びましょう。成亀で甲長30㎝の場合は120㎝以上の水槽を用意してあげます。水槽の高さは体高の2~3倍を目安とします。

床材について

水槽内の床材にはヤシガラと赤玉土を混合させたものを使用するのがお勧めです。床材に関してはいろいろなものが用いられるのですが、どれも一長一短な面があるようです。厚さ5㎝~10㎝に敷き詰めましょう。

温度について

ギリシャリクガメは地中海沿岸の乾燥した気候を好んで生息する種類であるため、温度調節には細かな気配りが必要となります。適正温度は25度~30度で湿度は40%~50%前後を目安とします。そのため、ギリシャリクガメの飼育には紫外線ライト、保温球、バスキングライト、ヒーター、温度計・湿度計などの温度調節機具が必要不可欠です。紫外線ライトは度数10,0のものを用意し、保温球は水槽の広さに合わせたW数を使用しましょう。夏場は湿気が高くなりすぎないよう風通しのよい場所にケージを移動させてあげます。また、35度を超えると体調を崩してしまいますので、必要に応じてエアコンなどで調節をしましょう。

ギリシャリクガメの中でも、特にアラブギリシャは寒さに弱く冬眠することができないため、アラブギリシャの飼育には温度調節により気を配りましょう。

その他

その他、エサ入れ、水入れ、水浴び用容器、隠れ家を用意します。

飼育下にあるギリシャリクガメは水不足になってしまう可能性があります。そのため38度~40度のぬるま湯で10分以下を目安に温浴させてあげましょう。温浴後はしっかりと甲羅を拭いてあげ、ホットスポットで体を温めてあげます。またギリシャリクガメは、ビタミンD3の合成を行うために日光浴を必要とします。ビタミンD3はカルシウムの消化を助ける働きがあるため、日光浴は健康維持のためにも必要不可欠です。週に2~3回を目安としベランダなどで日光浴をさせてあげましょう。

 

ギリシャリクガメは草食性です。小松菜やチンゲン菜、大根の葉、モロヘイヤ、サラダ菜などのカルシウムを多く含む葉野菜を主食として与えてあげます。副菜として、レタスやツルムラサキ、キュウリ、ニンジン、カボチャ、トマト、菜の花を与えてあげると栄養バランス良く摂れるのでおすすめです。

イチゴやリンゴなどの果物も好物ですが、ギリシャリクガメは大食漢なので肥満にならないようおやつとして少量与えてあげましょう。

ギリシャリクガメの寿命

寿命は長く30~50年ほどなどといわれています。以下のリンクも参照にしてください。

クサガメ、リクガメ、・・ペットとしても飼われる亀の寿命

最後に

いかがでしたか。寿命も長く、しっかり世話して環境を整えてあげられれば長く一緒にいることができるでしょう。

 - 両生類・爬虫類