シロヘラコウモリがふわふわで可愛すぎ!大きさや生態は?飼育は?

      2017/11/24

シロヘラコウモリは、コウモリ属ヘラコウモリ科に属するコウモリの仲間で、一見するとコウモリとは思えないふわふわな姿が印象的です。ここでは、このシロヘラコウモリを紹介します。

大きさや外見の特徴

 

上の動画を見て頂ければ、だいたいどのようなコウモリなのかはお分かりになると思います。我々のコウモリのイメージといえば、黒色、夜、怖い、・・などがあると思いますが、このシロヘラコウモリは我々のイメージとは一線を画しています。

大きさは非常に小さく、だいたい3.7~4.7cmぐらい、重さは6gぐらいです。毛は白く、耳や鼻は黄色をしています。もふもふとした姿が印象的で、コウモリとは思えないかわいさがありますね。

シロヘラコウモリの生息域

シロヘラコウモリの生息域はあまり広くなく、日本で見ることはできません。シロヘラコウモリが棲んでいるのは中央アメリカのホンヂュラス、コスタリカ、ニカラグア、パナマ西部です。低地の熱帯雨林の、だいたい標高700mぐらいまでに生息しています。ときおり捨てられたバナナ畑、空き家などといった場所に棲んでいることもあるようです。

シロヘラコウモリの生態

テントを造る?

シロヘラコウモリはオウムバナ科の植物(ヘリコニア)の葉を用いてテントのような屋根を作り、そこで暮らします。1つのテントは複数の個体(6匹ほど)で共有し、1つのテントには1匹のオスがいて、残りはすべてメスです。このテントは、彼らにとって雨や天敵などから身を守るのに役立っています。

なおテントを造る際には、ヘリコニアの葉の端を爪で引き寄せながら、歯の中ろく(中央の太い葉脈)をかじり、テントのような形で葉が中ろく沿いに2つに折り畳まって垂れさがるようにしてつくります。このようなことを数センチのコウモリがするのですから、生き物の知恵はすごいですね。

シロヘラコウモリの餌、繁殖

シロヘラコウモリは基本的に果実を食べて暮らしています。繁殖期は春で、原則1回につき生まれる子供は1匹です。

個体数が減っている?

全体的な生息数がどのくらいかは定かではないですが、個体数は減少中とされており、IUCNのレッドリストにもNear Threatened(準絶滅危惧)として挙がっています。生息地の都市化が1つの原因とされており、生息地であるコスタリカ等の人口増加に伴い、シロヘラコウモリの数が減っているようです。

都市化の問題は人間の都合もありますが、今後さらに減るようなことがあればまずい状況になるかもしれませんし、どのように折り合いをつけていくかは難しそうです。

飼育は可能?

シロヘリコウモリは日本への輸入が禁じられているので、日本で飼育することはできないと考えられます。あまり密輸個体が問題になっている感じでもないので(そもそもダメですが)、まず目にすることはないでしょう。なので、飼育するのはあきらめてください、というのが現実です。

動物園では?

同様の理由(シロヘリコウモリが輸入禁止になっている)で、日本の動物園もシロヘリコウモリを入手するのは不可能なので、見れる動物園はないようです。

そのため実物を見ようと思えば、現地に行って観察するしかないといえるでしょう。

最後に

コウモリとは思えないふさふさ感が魅力的なコウモリで、見ることは不可能でしょうが実物がどんなものか興味がわきますね。生息数が減っているのは残念で、減少が早く止まってくれることを祈りたいと思います。これは、シロヘリコウモリに限った話ではありませんが・・。

 

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