オヤニラミの飼育法を解説!餌、寿命、値段、混泳等


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オヤニラミとは

オヤニラミは日本の淡水の河川と朝鮮半島南部に幅広く分布しているスズキ目の一種です。オヤニラミは比較的水質がきれいで、緩やかな流れの河川の中流や下流に生息し、水底は砂礫や砂泥で、水生植物が生えた環境を好みます。海と川を回遊せず、淡水のみで生息している日本の在来種のスズキ目はこのオヤニラミのみとされます。また、基本的に群れを成さず、単独で生活をする種です。

オヤニラミは最大全長約13cmほどで、体型は側扁で縦に長い形をしています。

生息数の減少

オヤニラミは近年、都市開発や河川の水質悪化による生息地の破壊、ブラックバスやブルーギルなどの外来種による食害などにより生息数が減少しており、環境省レッドリストの絶滅危惧I種に指定されているほか、自然分布地域の府県などでも希少野生生物や絶滅危惧種に指定されています。

オヤニラミの性格

オヤニラミは非常に気性が荒く、攻撃的で乱暴な性格をしています。オスは必ず縄張りを持ち、自らの縄張りに入って来た他のオヤニラミを追い出そうと喧嘩をし、特に繁殖期になると卵を守るためにオス同士の喧嘩が繰り返し起こります。

その気性の荒さとオスが卵を保護する習性から「親が睨みを効かす」という意味や、「たとえ親でも睨む」などという意味で「オヤニラミ」という名が付いたと言われてます。

飼育方法と必要なアイテム

複数飼育はできる?

オヤニラミは大変気性が荒く、基本的に複数飼育には向いていません。また、縄張り争いが激しいため、オス同士を同じ水槽に入れると喧嘩が勃発し、体がボロボロになってしまうので、オス同士を同居させるのは控えましょう。

単独飼育を行う場合は、45㎝幅の水槽で十分に飼育が可能です。また、どうしても複数匹での飼育を行いたい場合は、オス1匹とメス2匹を上限に90cm幅以上の水槽で飼育しましょう。

用意するものや基本的な世話

オヤニラミは神経質な性質なので、単独飼育の場合でも水槽内のレイアウトは水草や岩石、流木などを使用し、隠れられる場所を十分に用意してあげる必要があります。水底に敷く床材は特に気にする必要はありませんが、川砂や黒鳳石を使用し、マツモやコウホネなどの水草を入れた日本の風景を模したレイアウトを作ると、より鑑賞を楽しめるでしょう。

オヤニラミは排泄量が多く、隠れ場所として流木などを使用する場合、その隙間や下に排せつ物が溜まりやすくなってしまいます。もともとオヤニラミはきれいな水を好み水質の悪化には弱いため、ろ過力の高い外部フィルターを使用することをおすすめします。また、週に1度、水換えを行う際に一緒に床材の掃除も行いましょう。

水温に関して

オヤニラミは日本在来種の淡水魚なので、水温は15度~28度まで幅広く適応できます。夏場は水温の上がりすぎに気を付け、冬場は気温が下がりすぎないよう、サーモスタットや金魚用の低温固定式ヒーターを使用し水温調節を行うようにしてください。

混泳は可能?

オヤニラミは肉食性であり、ほかの魚を同居させると食べてしまう可能性があります。また、攻撃的な性格でもあるため、他種の魚との混泳も難しいとされます。

オヤニラミの餌

オヤニラミは肉食性なのでメダカやエビ、冷凍アカムシ、コオロギなどの生餌を与えるとよいでしょう。人工飼料は慣れれば、クリルや肉食魚用の粒状飼料も食べるようになってくれますが、基本的には生餌を好んで食べます。

オヤニラミは食欲旺盛で大食漢なので、与える分だけ食べます。どの生き物にも共通することですが、餌の与えすぎは健康に良くないので、適量を守って餌やりを行いましょう。稚魚のころはある程度多目に与えても大丈夫ですが、ある程度大きくなれば1日おき程度で十分です。

オヤニラミの寿命

オヤニラミの寿命は4~6年程度とされています。

オヤニラミの値段

地域や店によって違いますが、だいたい稚魚1匹あたり1000円以下で購入できます。基本的に単独飼育する魚で、1匹あたりの値段もそこまで高くはないので、比較的気軽に飼育を始められると思います。

採集したものを飼育するのもよいですが、病気持ちの可能性が高くなること、彼らは人間が与える餌にはなれていないため多少餌付けに苦労する可能性があることなどから、基本的には繁殖されたものを購入するのが良いと思われます。とはいえ、基本的に丈夫な魚なので、野生のものであっても普通に飼育できる場合が多いです。※もともと生息数が減っている魚なので、乱獲は避けてください。

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最後に

多少荒いかつ神経質ですが、日本原産で病気にも強く丈夫なので、比較的飼育しやすい魚です。この機会に飼育を始めてみては。

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