ベニマシコとはどんな鳥?色や生態は?鳴き声やさえずりは?

   

あなたは、ベニマシコという鳥を知っていますか。スズメ目アトリ科に分類されるスズメの仲間です。名前の通り紅色を帯びた鳥で、漢字では「紅猿子」と書いたりします。「猿」というのは、顔が猿のような赤い色をしていることに由来しているようです。今回は、このベニマシコについて、生態などをみていきたいと思います。

大きさや生息域

大きさはだいたいスズメと変わりません。日本や中国、ロシアなど比較的広範囲に生息しています。じめじめした低木林、草原などに生息しています。

ベニマシコの色

先程も触れましたが、ベニマシコはその名の通り赤味を帯びた鳥です。オスは紅色っぽい色になる一方、メスはさほど赤味はなく、薄茶色の地味な色をしています。

ベニマシコの生態

ベニマシコは、日本においては夏場は北海道や青森などですごし(ここで繁殖を行います)、冬場は本州以南へ南下して越冬します。繁殖期としてはだいたい4~10月ごろ、残りが越冬期になります。繁殖においては、草で巣をつくったのち、初夏ごろに3,4個の卵を産みます。

ベニマシコの餌

ベニマシコは越冬期にはイネ科の草など、繁殖期には昆虫などを食べて生活しています。

ベニマシコの鳴き声やさえずり

ベニマシコは「フィッ フッ」あるいは「ピッポッ」といった感じの鳴き声を出します。動画も載せておきますので一度聞いてみてください。

 

ベニマシコの分類

アトリ科の鳥の分類は、羽の模様が似ている琴、食べ物に関しても同じようなニッチをもっていることなどから、今まで混乱していました。しかし近年の研究から、このアトリ科の鳥の分類に関しては再構成が進み、より系統発生的な仮説に基づいた分類がなされました。

これに関連して、ベニマシコはかつて、ベニマシコ属(Uragus)に属する唯一の種でしたが、近年の系統発生的な研究によってオオマシコなどが属するマシコ属(Carpodacus)という属へと分類されたようです。そのため、学名は現在Carpodacus sibiricusとなっています。

 最後に

夏場は北海道や青森などでしか見られませんが、冬に南下してくると比較的多くの地域で見られる鳥です。野鳥が好きな方など、目撃することがあればじっくり見てみてはいかがでしょうか。

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