アメンボ雑学!名前の由来は?何故浮くことができる?

ご覧頂きありがとうございます。

今回は『アメンボ雑学!名前の由来は?何故浮くことができる?』というテーマでお送りしていきます。

水面をすいすいと滑っている姿が印象的なアメンボ。英語ではpond skater(池のスケーター)といい、まさにアメンボを言い表している感じですね。

 

今回は、そんなアメンボについて様々なトリビアを紹介していきます。

  • 何故アメンボは水上に浮くことができるのか
  • どうしてアメンボという名前がついたのか

など、アメンボには「何故?」と思うような不思議なことが詰まっていますよね。

ここでは、そんなアメンボへの疑問に答えていこうと思います。アメンボに興味のある方は、是非最後まで読んで参考にしてくださいね。

 


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アメンボという名前の由来

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アメンボは、臭腺の部分から飴のような臭いを発します。この飴のような臭いから「アメ」とついています。

「ボ」は「坊」を意味しています。この「飴の坊」が派生して「アメンボ」となりました。

「雨」に由来するといわれることもありますが、これには根拠はないようです。

アメンボはカメムシ目アメンボ科に分類されていて、カメムシに近い種類といえます。

「飴のような臭い」から想像されるように、カメムシの臭いとはまた違った臭いです。臭いの感じ方は人によって差があるでしょうが、キャンディーのようないい匂いがするわけではないようです。

クリ太
飴みたいな臭いがするってことは、舐めたり食べたりしたら甘いのかな?
クリ子
気持ち悪いこと考えないでよ。
博士
いや、残念ながら甘くはないよ。

ちなみに私は昔アメンボ舐めたことあるんだけど、甘いもクソもなかった。

クリ太
つつじの花の蜜吸ったら甘くておいしいんですけどね~。

アメンボは全然違うんですね。

博士
そりゃ、アメンボは蜜を持っているわけでもないから・・・。あくまで甘いにおいがするってだけだね。

 

アメンボはなぜ浮くことができる?

アメンボは、なぜああやって水面に浮いて動いたりできるのでしょうか。

博士
この問い対してヒトコトで答えると「表面張力で浮いている」って感じかな。
クリ太
ヒョウメンチョウリョク?ナニソレ?オイシイノ?
クリ子
私もさっぱりわかりません。
博士
まあ、そりゃそうだよね。かなり分かりにくい言い方をしてしまったね。

それじゃ、アメンボがなんで浮くことができるのか、具体的に見ていこう。

 

表面張力とは?

表面張力というのは、簡単に言えば表面をできるだけ小さくしようとする力のことです。身近な例で言えば、水滴をイメージしてみるとわかりやすいと思います。

水というのはH₂Oという分子、すなわち小さな小さな粒の集まりです。

同じ量の分子をできるだけ表面の面積が小さくなるように配列するにはどうするか?について考えてみてください。答えは球形です。

水滴は球形のような形をしていますよね。このように考えると、水には表面張力、すなわち表面積をできるだけ小さくしようとする力が働いていることが分かると思います。

 

この表面張力がなんで働くのかというと、分子同士の結びつきが強いからというのが挙げられます。

分子同士の結びつきが強いため、分子が1カ所に固まろうとして、結果的に表面積は小さくなります。なので、表面張力=分子同士の結びつきの強さと考えることもできます。

アメンボが浮くことができるのは「水と油」の関係とよく似ています。水と油が混ざらないのは、水と油の表面張力の強度が異なることに由来しています。

表面張力の強さが違う=水分子と油分子の結びつきの強さが大きく違うため、水分子と油分子がくっつくことはなく、水は水だけで、油は油だけで固まろうとするので、水と油は混ざらないんですね。

 

何故この表面張力が関係あるの?

長々と表面張力について解説しましたが、結局のところこれはアメンボと何の関係があるのでしょうか。

というのも、実はアメンボの足(中足と後足)には、小さな毛(繊毛)が生えています。アメンボは、この足先の部分から油を分泌しています。

先程述べたように水と油は混ざらないので、アメンボが分泌した油と、水面が反発し合う形となります。子の力を利用することにより、アメンボは水に浮くことができます。

 

アメンボが溺れる・・・?

これまで見てきたように、アメンボは表面張力を利用して水に浮いています。水は油に比べると表面張力が強いので、この差を利用しています。

なのですが、アメンボはどんな液体の上でも浮くことができるわけではないのです。例えば油系の液体など、アメンボが分泌する油と表面張力の差が小さい液体の上では浮くことができません。

表面張力の差が小さいと、アメンボが分泌する油と液体が混ざってしまい、そのまま沈んでしまうんですね。

洗剤を入れた水の中ではアメンボは溺れてしまいますが、これも同様に洗剤によって繊毛に付着した油がとれてしまうのが原因です。

 

体重も軽い

アメンボは体重も非常に軽く、だいたい0.03gほどといわれています。

軽いもののほうが重いものより浮きやすいというのは想像がつきますよね。こんな感じで、アメンボは水上に浮くために様々な形で体の機能を発達させてきたんですね。

 

 

アメンボは飛べる?

あまり見かけることはないかもしれませんが、アメンボの仲間は、ほとんどの種類が飛ぶことができます。

水たまりがなくなりそうになると、飛んで別の水場に移動したりします。

他にも繁殖や冬越しなど、遠くへ移動することが必要な場面において、飛んで移動したりします。

 

アメンボの種類

一口にアメンボといっても、実際には数多くの種類がいます。

我々が目にするアメンボはほとんどが淡水生で、川や湖などの水辺や水たまりで暮らしていますね。

日本でもっとも一般的なアメンボは「ナミアメンボ」という種類で、単にアメンボと呼ぶ場合もあります。

他にも「オオアメンボ」「ヒメアメンボ」「コセアカアメンボ」など、いくつかの種類があり、これらは全て淡水生です。

<コセアカアメンボ>

出典:http://www.ha.shotoku.ac.jp
クリ子
名前の通り、背中が茶色っぽいですね。

一方で、アメンボの一部には、陸生や海生のものもいます。例えば「ウミアメンボ」という種類は文字通り海生のアメンボです。

 

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最後に

今回は『アメンボ雑学!名前の由来は?何故浮くことができる?』というテーマでお送りしてきました。

最後に、当記事で紹介したことを簡単に纏めます。

  • アメンボという名前は、飴のような甘い匂いがすることが由来となっている
  • アメンボの足には細い毛(繊毛)が生えており、油を分泌して毛に塗ることにより、繊毛で表面張力により水をはじくことで、水面に浮くことができる
  • アメンボは飛ぶこともできる
  • アメンボには様々な種類がおり、我々が普段イメージする淡水生のものだけでなく、海生や陸生のものもいる

何気なく目にするアメンボですが、実はスゴイ生き物なんだということがお分かりいただけたのではないでしょうか・・・?

機会があれば、是非じっくりアメンボを観察してみてくださいね。

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