アメンボ雑学!名前の由来は?何故浮くことができる?

      2017/08/29

水面をすいすいと滑っている姿が印象的なアメンボ。英語ではpond skater(池のスケーター)といい、まさにアメンボを言い表している感じですね。では、なぜアメンボという名前がついたのでしょうか。また、なぜあのように水面をすいすいと滑れるのでしょうか。今回は、アメンボに関してあなたが気になるようなこと、疑問に思うようなことを調べていきたいと思います。

アメンボという名前の由来

アメンボは、臭腺の部分から飴のような臭いを発します。この飴のような臭いから「アメ」とついています。「ボ」は「坊」を意味しています。この「飴の坊」が派生して「アメンボ」となりました。「雨」に由来するといわれることもありますが、これには根拠はないようです。

gerridae-1220822_640

アメンボはカメムシ目アメンボ科に分類されていて、カメムシに近い種類といえます。「飴のような臭い」から想像されるように、カメムシの臭いとはまた違った臭いです。臭いの感じ方は人によって差があるでしょうが、キャンディーのようないい匂いがするわけではないようです。

アメンボはなぜ浮くことができる?

アメンボは、なぜああやって水面に浮いて動いたりできるのでしょうか。この問いに対する一般的な答えは「表面張力で浮いている」です。ですが、これだけではなんだかよくわかりませんよね。なので、もう少し掘り下げてみたいと思います。

表面張力とは?

表面張力というのは、簡単に言えば表面をできるだけ小さくしようとする力のことです。身近な例で言えば、水滴なんかをイメージしてみるとわかりやすいと思います。水滴は球形のような形をしていますよね。

水というのはH₂Oという分子、すなわち小さな小さな粒の集まりです。同じ量の分子をできるだけ表面の面積が小さくなるように配列するにはどうするか?について考えてみてください。答えは球形です。このように考えると、水には表面張力、すなわち表面積をできるだけ小さくしようとする力が働いていることが分かると思います。

何故この表面張力が関係あるの?

この表面張力とアメンボが浮くことに何の関係があるんだ、という感じですよね。実はアメンボの足には、小さな毛(繊毛)が生えています。この繊毛は僅かとはいえ水を押し下げます。水が押し下げられると言うことは水がへこむ、すなわち水の表面積が大きくなるので、表面積を小さくしようとする力、イコール表面張力がはたらきます。繊毛が水へこませた力とは逆の力、すなわち浮く力が働く、といった感じでとらえればいいと思います。この力により、アメンボは浮くことができます。

表面張力以外の要素

アメンボが浮くことができる要因は表面張力だけではなく、

  • 足から水をはじく油のような物質を分泌していること
  • 体重が非常に軽い(0.02gほど)

といった要因もあります。アメンボは水面生活に適応するために様々な力を身につけたのですね。

gerridae-1415330_640

最後に

いかがでしたか。水面をスケートしてるかの如く泳いでいるアメンボですが、そこには科学の神秘があるのですね。

 

 - 水生昆虫