ピグミーマーモセットの大きさや生態、寿命は?飼育できる?

あなたは、ピグミーマーモセットと呼ばれる動物を知っていますか。オマキザルの仲間の猿で、ピグミーという名前の通り、少し前までは世界最小の猿といわれていた非常に小さな猿です。では、ピグミーマーモセットとはどのような動物なのでしょうか。今回は、ピグミーマーモセットについて解説していきたいと思います。


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ピグミーマーモセットの特徴

ピグミーマーモセットとは体長わずか10㎝程度の超小型の真猿類に分類される猿です。ペルーやコロンビア、ボリビア、ブラジルなどの南米アマゾン流域に生息し、「フィンガー・モンキー」や「ポケット・モンキー」とも呼ばれています。かつては世界最小の猿と言われていましたが、1998年に体長約7㎝の「ピグミーネズミキツネザル」が再発見されたことにより、世界最小ではなくなりました。

ピグミーマーモセットはニホンザルのように鼻が低く、目は顔の中心に寄っていて、耳は頭の左右に位置しています。体長は約10㎝ですが、尻尾の長さは20㎝ほどと非常に長いのが特徴です。

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ピグミーマーモセットの生態

ピグミーマーモセットは樹木を中心に縄張りを作り、「チッチッ」という鳴き声で縄張りを主張します。

餌は樹液を主食としていて、総カロリーの70%を樹液から摂取していると言われます。翌日の収穫のために樹の表皮を歯で削り、十分に樹液が溜まる状態にして採取する方法をとり、このことからピグミーマーモセットの知能の高さを伺えます。

また、ピグミーマーモセットは雑食性なので、その他に昆虫や稀に果物も食べます。飼育下にある個体の場合は、モンキーフード、果物、野菜、コオロギやミールワームなどの昆虫を食べます。

南米のアマゾン川流域に生息しているピグミーマーモセットは紫外線が不足すると体調を崩しやすく、特に幼猿の場合には紫外線不足で「くる病」というビタミンDの欠乏や代謝異常により骨が石灰化してしまう病気にかかりやすくなってしまいます。そのため、飼育する場合には必ず紫外線ライトが必要となります。

ピグミーマーモセットの流通

ピグミーマーモセットが人間の指につかまってしがみ付く愛らしい姿がメディアで紹介された影響により、その人気に火が付きました。しかし、近年の森林伐採による影響で生息地が分断され、ピグミーマーモセットの個体数は減少していると言われます。

2006年にはワシントン条約の付属書Ⅱ「絶滅のあるおそれのある種ではないが、その種やその種由来の材料が違法な手段で捕獲や採取、取引が行われるのを規制するため」という分野に分類されたため、商取引に制限がかけられています。そのため、日本での流通は非常に少なく、ピグミーマーモセットに関しての情報も大変貧しいです。ペット業界で出回っているピグミーマーモセットは、国内で繁殖された個体であり、その販売価格は非常に高価で、推定150万円~200万円と言われています。

見られる動物園

見かけることは大変稀なピグミーマーモセットですが、いくつかの動物園や植物園では見かけることができるのでご紹介します。

  • 静岡県静岡市駿河区池田にある動物園で、2005年に2足で立つレッサーパンダの風太くんで話題となった「静岡市立 日本平動物園」
  • 群馬県吾妻郡草津町にある、日本で最も標高の高い場所にある動物園の「草津熱帯園」
  • 愛知県犬山市にある世界でも数少ない猿専門の動物園「日本モンキーセンター」

これらの動物園で観覧可能です。

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ピグミーマーモセットの寿命

ピグミーマーモセットの平均寿命は12年ほどです。リスザルの平均寿命が約15年~20年だということを考えれば、少し短めの寿命です。

最後に

いかがでしたか。小さくてかわいく人気も高い猿ですが、流通面や値段を考えれば飼育はなかなか厳しいものがあります。動物園などで、実物を見てみたいものです。

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