アライグマの抱える問題。ペットにはできない?駆除の対象?

かわいらしい姿が印象的なアライグマ。その一方で、飼いきれなくなった人が放してしまったものが問題になるなど、かわいらしい姿からは想像できないような負の影響も発生しています。今回は、アライグマの問題など、アライグマに関することについてみていきたいと思います。


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アライグマの特徴

アライグマは北米原産で、果物や野菜などなんでも水で洗うかわいらしい姿で有名です。学習能力に優れ、手先が大変起用なことで知られています。また、運動神経も抜群で、木登りや水泳などを起用にこなします。

アライグマは魚や鳥の卵、農作物や人間の残飯に至るまでの雑食性であり、湿地帯から市街地、農耕地に至るまで幅広く生息することが可能です。

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アライグマの飼育は可能か

まず結論から言うと、日本でのアライグマの飼育、保護、購入そして譲渡はできません。アライグマは平成16年に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」の中で、特定外来生物として指定されリストに載りました。これは日本固有の生態系に悪影響を及ぼす可能性のある生物とされています。

学術研究や展示などを目的で飼育する場合であれば、大臣の許可を得ることで飼育可能となります。

 

アライグマの特徴と問題

特定外来生物として指定され、法律上飼育禁止となったアライグマですが、かつてはペットショップで1匹5万円ほどで売られていました。映画「あらいぐまラスカル」で一躍人気になりペットブームが起こり、アライグマを購入する人が増加、一時はアメリカから数万匹に及ぶアライグマが輸入されました。

アライグマは幼少期は人懐っこい性格ですが、成長すると凶暴化し荒い性格になります。警戒心も強く、元々ペットとしての動物ではないため、しつけが大変難しいです。また、アライグマのオスは繁殖期になると複数のメスと交尾し、メスは1回に3~6匹を出産します。繁殖スピードは速く、放っておくとどんどん増えます。そのため手に負えなくなり捨てる飼い主が増加しました。

日本に天敵のいないアライグマは野生として増殖し、果樹園や畑、民家などにさまざまな被害をもたらしてしまいました。雑食性であるアライグマは、希少なカエルや野鳥の卵などを食べてしまったり、タヌキやアナグマの生息域を荒らすなど、固有の生態系に係る問題は深刻化しています。

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病気

アライグマは狂犬病ウイルスを持つ動物とされています。しかし、アライグマの場合は狂犬病ウイルスを持っていても症状がでません。そのため、感染しているのかの有無を判断するのが難しく、危険性の高い動物です。また寄生虫や、人にも感染するレプトスピラ症に感染している例も多く、ペットや人への感染源となる危険性があります。自然などで出くわした場合は近寄らないように気を付けましょう。

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さいごに

かつてのペットブームでの代償として、現在ではアライグマに関する様々な問題が発生しています。自治体は増加してしまったアライグマを何とかしようと駆除策を打ち出しますが、一方で動物の権利を主張する動物愛護団体の反対運動があったりなど、その問題は難しいです。人間の勝手で野生として生息してきたアライグマはペットにされ、今では邪魔者扱いされてしまっている悲しい現状があることをご承知ください。

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