ロシアリクガメの飼育法を解説!餌、寿命、温度や注意点は?

      2017/01/20

ロシアリクガメとは

ロシアリクガメはロシアのカスピ海東側沿岸やアフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタン、パキスタンなどの中央アジアに広く生息するリクガメの一種で、最大甲長は28㎝と小型の品種です。中央アジアの寒い地域に生息しているため寒さに強く、冬眠して冬を乗り越えます。

ロシアリクガメは「ホルスフィールドリクガメ」「ヨツユビリクガメ」と全部で3つの呼び名を持ちます。

穴掘りをする習性のあるロシアリクガメの前脚は頑丈で、シャベル状になっており、他のカメとは異なり4本の指を持つのが特徴的です。甲羅を含め全体的に黄褐色から褐色をしています。

飼育方法と必要なアイテム

ロシアリクガメは成長しても甲長15㎝~20㎝ほどなので、飼育水槽は90㎝~120㎝幅のもので飼育が可能です。ロシアリクガメは運動神経が良く身軽なため、簡単に水槽の壁をよじ登ることができ、脱走してしまう可能性もあるため、水槽には蓋をして脱走防止対策をしましょう。

床材は、穴を掘る習性のあるロシアリクガメがストレスにならないためにも、甲羅が全部隠れるくらいの深さに敷き詰めてあげましょう。多湿の環境は苦手なので、乾湿両用のヤシガラや赤土玉などがおすすめです。

また、リクガメの飼育には赤外線ライトと保温球が必要となります。赤外線ライトは度数5.0または10.0のものを選び、保温球と併用して使用しましょう。

野外飼育は可能?

ロシアリクガメは寒さに強く丈夫な体を持つため、環境に慣れてきたら野外での放し飼いも可能です。しかし、穴掘りを得意とし、また、壁を簡単によじ登ることもできるので、野外飼育の際は脱走に十分注意しなければなりません。初心者の方であれば、屋外飼育をして心配事を増やすよりも、室内飼育のほうが無難で安心でしょう。

温度や湿度

ロシアリクガメは湿気の高いジメジメとした環境は苦手で、適正湿度は50%~60%、温度は25度前後とされます。高温多湿になると、体調を崩し病気になってしまう可能性があるため、水槽の蓋は通気性のよい金網タイプのものを使用しましょう。また、日本の夏場は特に湿気が高いため、風通しの良い場所に水槽を移動させてあげたり、エアコンなどで温度・湿度調節をこまめに行うよう注意してください。

病気について

ロシアリクガメも生き物である以上、病気にかかってしまうこともあります。亀がかかりやすい病気に関しては、以下のページで解説しています。病気を防ぐためにも、ケース内を清潔に保つなど日常の世話を欠かさないようにしてください。

亀の病気について解説!甲羅、皮膚は?種類は?

ロシアリクガメは草食性のため、小松菜やチンゲンサイ、水菜、モロヘイヤなどの葉野菜を中心にその他の野菜や野草、果物などバランスよく与え、栄養が偏らないように注意しましょう。
餌の回数は、幼体のカメで1日2~3回、成体のカメで1日1回を目安にします。餌の与えすぎは健康に良くないですので、適量を守りましょう。

注意点

前述で何度も記したように、ロシアリクガメは穴掘を得意とし、壁を簡単に乗り越えることができるほどの運動神経を持っているため、脱走には十分注意しましょう。

また、飼い初めに注意しなければならないのが、ロシアリクガメは、野生個体が多く、輸入されてきたロシアリクガメには寄生虫が高確率でいます。そのため、必ず検疫を行いましょう。検疫は動物病院で行うことができ、検便と虫下しをしてもらいます。もし他にリクガメを飼育している場合は、検疫期間は他のリクガメと一緒にしないように気を付けましょう。

ロシアリクガメの寿命

寿命は大体20年~25年と言われていますが、最近では飼育環境が整えられてきたことから、30年~50年生きることが可能とされています。

さいごに

ロシアリクガメはリクガメの中でも飼育が容易で、ペットとして人気の高い品種です。飼育するからにはきちんと責任を持ち、しっかりと最後まで愛情をもって育ててあげましょう。

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