ウミヘビってどんな生き物?呼吸法は?毒はある?(1)

あなたは、ウミヘビを知っていますか。名前の通り、海にいるヘビのような生き物です。今回はウミヘビに関するさまざまな疑問について調べてみようと思います。ウミヘビはざっくりと2グループに分類されます。まずはこのグループ分けを見てください。

爬虫類のウミヘビ、魚類のウミヘビ

前で述べた2グループは、爬虫類のものと魚類のとなります。すなわち、爬虫類のウミヘビと魚類のウミヘビがいるということです。根本的に違うじゃん!と思った方が多いのではないでしょうか。実際に爬虫類のウミヘビと魚類のウミヘビは様々な相違点があります。以下において、両者について解説していきます。


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爬虫類のウミヘビ(爬虫類有鱗目ウミヘビ科)について

まずは爬虫類のウミヘビについてみていきましょう。このウミヘビは簡単に言うと海での生活に適応したヘビで、コブラの仲間だといわれています。

大きさ、生息域

ウミヘビはさまざまな種類がいますが、そのうちの多くは長さは120~150cmぐらいです。yellow sea snakeと呼ばれる最大種のウミヘビは3mほどまで達します。

インド洋や太平洋西部のあたたかいところに生息しています。わずかにオセアニア地域にも生息しています。一方で大西洋には生息していません。海生に適応している一方、陸地の近くや島の周りなどの浅い海を好み、とくに川の河口のようないくぶん穏やかなところを好みます。

毒をもつ?

コブラの仲間というだけあって、爬虫類のウミヘビは毒を持っています。一方で、ウミヘビは噛んだら必ず毒を注入するわけでなく、むしろ毒を注入するのは稀です。そのため、毒の注入はたいていの場合は起こらない、あるいは取るに足らないようなものだと思われます。そうはいっても、ウミヘビに対して警戒はいらないのか、といえばそんなことはありません。ウミヘビは非常に注意深く扱うべき生き物です。これは次のことからも十分お分かりいただけるかと思います。

もしウミヘビが噛み、毒の注入が起こった場合ウミヘビの歯が傷の部分に残りますが、当事者はたいていの場合は痛みはなく、接触があったことすらわからない場合もあるほどです。もっとも重要な症状は、横紋筋溶解症(骨格筋の急速な崩壊)や麻痺状態などが挙げられます。初期症状としては頭痛やのどの渇き、汗ばみなどがあり、30分ぐらいすると一般的な痛みや凝りなどが症状として現れ、筋肉に影響が出始めます。このような過程の後、コブラに噛まれた時と同じような症状が続きます。

呼吸の仕方

爬虫類のウミヘビは、ほかの爬虫類と同様肺呼吸です。このため、呼吸の際には水面に顔を出す必要があります。毒をもっていることもあり、ウミヘビを襲う魚は少ないですが、この顔を出した時に鳥などに食べられることがあるようです。毒は牙の部分に集中しているため、毒のないおなかの部分は問題ないのでしょう。

エサ

爬虫類のウミヘビは主に小魚などを食べ、ときどき若いタコなどを食べることもあります。

生態

種類によって違いはありますが、一般的にあまり噛むことは好まず穏やかな気質です。獲物はそのまま飲み込み、身を守るために毒を用いる種類もいれば、獲物を動けなくするために毒を使う種類もいます。後者に関しては、しばしば地元の釣り人などは毒を気にすることなく扱うようです。

エラブウミヘビ属は卵生で、卵を陸に生みます。そのほかの種類は卵胎生で、海の中に生きた状態で生まれます。なかには母親の半分ほどに達する大きさで生まれてくる種類もいます。

続いて右記のページで、魚類のウミヘビについて解説していきます。魚類のウミヘビのページへ→

 

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