カメムシの天敵は何がいる?実は小さいハチが天敵?

くっさーい臭いを発し、我々を不快にさせるカメムシ。様々な作物に被害を与える害虫としても悪名高いです。では、そんなカメムシですが、果たして天敵はいるのでしょうか。あのような臭いを発する虫を食べるものはいるのか、疑問に思う方が多いのではないでしょうか。今回は、カメムシにはどのような天敵がいるのか調べていきたいと思います。


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カメムシに天敵はいる?

カメムシを好んで捕食するようなものはやはりいないようです。カメムシを食べる可能性があるものを挙げるとすれば、カマキリ、クモ、カエルなんかになると思われます。全く食べないということはないでしょうが、やはり臭いにおいを発することなどを考えると好んで食べるということはないようです。

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とはいえ、彼らは無敵なのか?といえばそうではありません。勿論、先程挙げたカエルなども天敵となりえますが、カメムシの天敵として主に挙げられるのはズバリ、寄生蜂です。マルボシハナバエ、チャバネクロタマゴバチ、カメムシタマゴトビコバチなどの寄生蜂や寄生バエは、カメムシに寄生するため彼らにとって厄介な天敵です。また、あまり知られてはいませんがカメムシタケと呼ばれるキノコは、カメムシを宿主として育つため、これも天敵といえます。

カメムシの臭いは、彼ら自身にとっても無害ではなく、カメムシに匂いを出させた状態でビンに入れておくと死んでしまうこともあるようです。自身や他個体の臭いもある意味では敵なのかもしれませんね。また、カメムシ対策の薬剤などを人間が開発・利用していることを考えれば、人間が天敵だともいえるでしょう。

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カメムシの天敵となる寄生蜂とは?

先程述べたように、カメムシの天敵として挙げられるのはカメムシに寄生する寄生蜂や寄生バエなどです。では、彼らはいったいどのような蜂なのでしょうか。代表的なものを挙げながら紹介していきます。

マルボシハナバエ

このハエは体長は1cmにも満たない小さなハエで、ヤドリバエの仲間です。丸っこいハエで、腹部は綺麗なオレンジ色をしています。成虫は花の蜜などを吸って生活している一方、幼虫はカメムシに寄生します。成虫はカメムシに産卵し、孵化した幼虫は宿主(カメムシ)を餌として成長していきます。

チャバネクロタマゴバチ

このハチは寄生蜂の一種ですが、なんと成虫はカメムシ(チャバネアオカメムシなど)の卵に産卵します。カメムシの卵1つにつき1つの卵を産卵していきます。成虫は産卵するとマーキングを行い、ほかのチャバネクロタマゴバチに産卵済であることを知らせるようです。

カメムシタマゴトビコバチ

このハチも寄生蜂の一種ですが、同じくカメムシの卵に産卵します。ホソヘリカメムシなど様々なカメムシに寄生するようです。この蜂も、他個体に対して自分が産んだカメムシの卵が産卵済であることを知らせることができます。

寄生蜂、寄生バエなどというとあまり良い印象は感じませんが、これらの虫たちはカメムシの天敵となり、我々にとっては害虫であるカメムシを減らすのに一役買っている益虫といえます。一方、これらの虫たちとカメムシの研究もおこなわれているようですが、今のところはこれらの蜂を利用してカメムシ対策を行うのは難しいところがあります。とはいえ研究が進めば、将来はこれらを利用してカメムシ防除を行うことも出てくるかもしれません。

最後に

いかがでしたか。カメムシを好んで捕食する生き物はなかなかおらず、あの臭いが嫌なのは人間だけでなく多くの生き物に共通するようです。一方、寄生蜂など、彼らにとっては非常に厄介な虫たちも存在しているのです。

 

 

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