ゾウリムシについて解説!大きさや構造は?培養できる?

      2017/08/29

ゾウリムシといえば、あなたは何を思い浮かべますか。学校の理科でもたびたび登場する非常に小さな生き物の1つです。単細胞生物の1種で、草履のように見えることからゾウリムシという名前がついています。今回は、このゾウリムシについてみていきたいと思います。

ゾウリムシの大きさ

ゾウリムシはの大きさは1mmをはるかに下回り、100㎛(0,1mm)前後です。

ゾウリムシの構造

ゾウリムシは先程も述べましたが単細胞生物で、細胞1個でできています。ゾウリムシの構造はだいたい以下のようになっています。それぞれの構造の役割については以下の表で簡単に解説しています。学校の理科で覚えさせられたりした方も多いかもしれませんね。

%e3%82%be%e3%82%a6%e3%83%aa%e3%83%a0%e3%82%b7

細胞肛門 食胞の内容物の放出
大核 生きるための活動(代謝)を行う
小核 遺伝情報を持っていて、遺伝情報を次世代へと受け渡す
収縮胞 要らない水分を排出し、浸透圧を一定に保つ
繊毛 泳ぐのに用いる
細胞口 食物をとりこむ
食胞 消化(細胞内消化)を行う

ゾウリムシの生態や餌

ゾウリムシは主にバクテリア(細菌)を餌として生活しています。逆に天敵はほかのアメーバ、ディティニウムなどのより大型の生物や、小さい魚などもゾウリムシを食べたりします。

ゾウリムシは単に分裂によって無性生殖を行うこともありますが、有性生殖を行うこともあります。有性生殖を行う際には、減数分裂によって小核が4つに分かれ、うち1つのみが残り、その1つが2つに分裂してそのうち1つを互いに交換し合うという珍しい方法をとります。

ゾウリムシの培養法

ゾウリムシを、餌と一緒にペットボトルに入れておけば、基本的にはそれだけでゾウリムシは増殖を開始していくようです。ゾウリムシの餌としてはいろいろありますが、藁などを煮立てて枯草菌を餌とする方法や、あるいはそんなことをしなくても米のとぎ汁を用いたり、「強力わかもと」のような錠剤を入れて餌としてもよいようです。ただしいずれにせよ、培養するためのもとになるゾウリムシは必要です。

温度は室温であればそこまで問題はないといえます。酸素不足にならないよう、フタは完全に閉めないようにしてください。ゾウリムシを培養すれば、観察などに加え小さい魚の餌にするなどもできます。興味のある方は試してみては・・?

最後に

ゾウリムシは1mmすら遥かに下回るちっちゃい生き物ですが、有性生殖、無性生殖を両方行うなど意外な面もある生き物です。餌や、元になるゾウリムシが用意できれば培養もそこまで難しくなくできると思われます。

 - その他小さな生き物