ジンベエザメの生態や大きさは?見れる水族館はどこ?

ダイバーだったら一度は一緒に海中散歩をしてみたいと憧れるジンベエザメ。彼らはテンジクザメ目ジンベエザメ科に属し、すべての魚類のなかで現在において生息している最大の生物です。和名のジンベエザメに表されるように、体にある模様が着物の甚平(ジンベイ)に似ており、日本全国で「じんべ」(茨城県)、「えびすざめ」(千葉県、神奈川県、静岡県)、「くじらぶか」(鹿児島県)などと呼ばれ親しまれています。今回は、そういったジンベエザメについていろいろとみていきたいと思います。


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ジンベエザメの生態

世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の北緯30度〜南緯30度圏内の浅い海域に生息しており、日本近海には初夏から秋にかけて回遊します。ジンベエザメは眠っている間も終始休むことなく泳ぎ続けます。泳ぎ続けないと口を開けて泳ぐことで体内に入ってエラから取り込まれる酸素の量が減少し、呼吸ができなくなってしまうのです。

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性格は穏やかで基本的に人にとっての危険性は少ないとされています。約6000年前に登場したと考えられ、基本的には単独で動き、餌が豊富な海域でなければ、集団で生息することはありません。動きは緩慢で遊泳速度は平均で時速4km程度、最大でも時速13kmとされています。メスは比較的特定の海域に留まりますがオスは広い海域を回遊する傾向があります。

繁殖について詳細はわかっていないものの、卵胎生であることはわかっており、卵は直径30cmに達するものもあり、メスの体内で孵化した後、40cmから60cmに達した状態で生まれます。

ジンベエザメの寿命

約30年で成熟し、寿命は70年程度といわれています。

ジンベエザメの大きさや外見 天敵はいる?

現在確認されている中で最大の個体は体長13.7m、体の幅は頭部が最も大きく、通常で1.5m程度、重さは7t〜10tです。皮膚が10cm程度とトラックのタイヤくらい厚く、釘を打ってもはじき返されるほど頑丈で、天敵はいないといわれるほどです。

腹部は白に近い灰色で、それ以外は灰青色、頭部、胸びれ、尾ひれには淡黄色の斑点が散在しています。大きな口の中には300〜350本もの歯が列をなしています。

ジンベエザメの餌

餌はプランクトンのほか、小魚、海藻などで、海水と一緒にそれらの生物を口腔内に吸い込み、鰓耙(さいは)という器官で微細な生物だけを漉しとって食べます。プランクトンはイワシなども主たる餌とするため、ジンベエザメとイワシはよく同じ海域で見られることがあり、イワシなどの小魚を餌とする鰹やマグロなどの大型回遊魚も同じ海域に現れやすいため、ジンベエクジラを豊漁の吉兆として「えびすざめ」といった名前で呼び、福の神として祀っている地域もあるのです。

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ジンベエザメが見れる水族館

ジンベエザメは海面付近に漂う餌を吸い込むために、体をほぼ垂直に傾けることができます。そのため、大きなジンベエザメを飼育する水族館では水深10mの大水槽を要しています。また、非常に臆病で、環境の変化にも弱いため飼育は困難ですが、大阪市の海遊館や沖縄県の沖縄美ら海水族館などで長期の記録があります。

日本では神奈川県の八景島シーパラダイス、石川県ののとじま水族館、大阪の海遊館、鹿児島県のいおワールド鹿児島水族館、沖縄県の沖縄美ら海水族館で飼育しています。なかでも沖縄美ら海水族館では「ジンタ」など3尾ジンベエザメを飼育し、世界最長飼育記録を更新中です。また、沖縄の読谷村沖では海中生簀内で飼育されており、生簀内外でのジンベエザメとのスキューバダイビングを楽しむことができます。

最後に

いかがでしたか。魚類最大のジンベエザメ、あなたも一度水族館などで見てみてはいかがでしょうか。

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