ヒヨケムシについて解説!飼育はできる?大きさや生態は?

      2017/08/29

あなたは、ヒヨケムシという虫を知っていますか。日本には生息しておらず、あまり聞きなれない虫だと思いますが、クモの仲間の虫で、大型になるものも多いです。ウデムシやビネガロンと並んで世界三大奇虫にもなっています。今回は、そういったヒヨケムシについてみていきたいと思います。

ヒヨケムシの大きさや生息域

ヒヨケムシは1000種類ほどの種類が知られており、大きさはまちまちです。小型の種類だと1cm未満ですが、大型の種類だと12~15cmほどにまで達します。たいていの種類は5cmぐらいになります。熱帯から亜熱帯に生息し、乾燥気候のところに多いです。とはいえ、砂漠に限らず草原や森林にも生息しています。10cmを超えるクモの仲間というとぞっとする方もいるかもしれませんね。海外の生き物、特に熱帯のものは日本のそれとは違うなと感じます。なお、オスのほうがやや大きさは小さく、足が相対的に長くなります。

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ヒヨケムシの生態、食べ物

ヒヨケムシは肉食性または雑食性で、たいていの種類はシロアリやゴミムシダマシ、あるいはその他の地面にいる小さい節足動物を餌としています。ヒヨケムシは攻撃的なハンターで、ヘビや小さいトカゲ、齧歯類を食べる姿も記録されているようです。強力な顎を持っており、獲物はこの顎によって食いちぎられてしまいます。ヒヨケムシは基本的に人間を襲うことはありませんが、この顎は人間に対しても歯が立つ代物で、咬まれたという報告もあるようです。

メスは穴を掘ったのち、50~200個の卵を産みます。産卵される前から発生は進んでおり、数日ぐらいで孵化することもあるようです。卵が孵化するまで卵を守ろうとする種類もいるようです。

毒はある?

一見すると毒をもっていそうな姿形をしていますが、顎が強力なだけで毒をもっているということはないといわれています。ただし人間が噛まれると細菌が入ったりするせいか炎症などを起こすことがあり、また実際に証明されたわけではありませんが毒があるのではないかとの報告を受けた種類もいます。なのでどっちみち取り扱いには注意する必要があります。

ヒヨケムシの飼育

ヒヨケムシはマニアの方を中心に飼育がおこなわれていますが、まだ完全には確立されておらず、難しいところも多いです。用意するものとしては入れ物や床材、あとはバスキングランプを用いる場合もあるようです。入れ物は普通のプラケースや水槽などでかまいません。底面積はだいたい(個体の大きさの6倍)×(個体の大きさの4倍)ぐらいが最低限になるようです。あとはフタがしっかり閉まるようにしてください。

床材は14%ほどの粘土、7%ほどのシルト(沈泥)、79%ほど砂を混ぜたものを用いたときに一番良い結果が出たという報告があったようです。なお、赤玉土か黒土のようなものでも飼育できるようですので、その辺で代用してもOKではないでしょうか。

温度に関しては20℃~30℃程度にし、昼間は25℃程度で夜はそれより少し低くするぐらいがよいようです。湿度は65%~75%ぐらいがベターです。

餌について

餌はペットショップで売られているコオロギやローチのようなものを与えればOKです。頻度は2日に1回、1週間に1回、など諸説ありますが、代謝は早く特に若いころに餌を与えないと死んでしまうこともあるようなのである程度の量は確保したほうがいいかもしれません。

ヒヨケムシの寿命

寿命はおよそ1年~1年半ぐらいになります。

最後に

世界三大奇虫というだけあり、恐ろしく奇異な外見をしていて、実際におそろしい顎を持っている虫です。飼育に関してはやり方が確立されていない部分もあるので難しいところもあるかもしれません。

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