ワニガメについて解説!飼育は可能?大きさや噛む力は?

ワニガメは、カメ目カミツキガメ科ワニガメ属に属するカメです。名前に「ワニ」とつくように、大きな口を持っていて噛む力も強く、一般的な亀のイメージとは一線を画しています。多くの方がこわいと感じるカメだと思いますが、一方でペットとされることも以前はありました。今回は、このワニガメについてみていきたいと思います。


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ワニガメの大きさや生息域

アメリカ合衆国に生息しているカメです。基本的には甲長は35~80cmほどで、体重は最大で8.4~80kgほどになります。例外的に大きいものだと、体重を100kgを超えることもあるなど非常に大きなカメです。オスはメスより大型になります。

基本的には水中で暮らしていて、陸に上がってくることはほとんどありません。しかし産卵の時には陸に上がり、陸に巣をつくって産卵します。

ワニガメの餌

ワニガメは基本的に肉食で、生きたものも死んだものも食べることがあります。捕らえることができるものであればほとんど食べようとします。食事は魚やその死体(釣り人によって捨てられたものなど)、軟体動物や両生類、腐肉などが最も多くを占めています。ヘビやザリガニ、水鳥、水生植物、ミミズ、ほかのカメなどを食べることもあります。

ほかのカメに比べると頭が非常に大きく、口も大きくて噛む力も非常に強いです。狩りをする際には動き回って探す(主に夜)こともありますが、待ち伏せして捕らえることもあります。口の中には細長い舌があり、これを疑似餌として近づいてきた魚を捕らえたりします。

ワニガメのかむ力

ワニガメのかむ力は150kg程度と記録されていて、これは人間と同じぐらいでいくつかのほかのカメより小さいです。とはいえ実際はもっと大きいとも考えられており、300~500kgなどと言われています。人間の指がちぎれるということはほとんどないようですが、ないとは言い切れません。なお、ワニガメによって死亡した人は今まで確認されていません。

ワニガメの天敵

見るからに恐ろしいワニガメですが、果たして天敵はいるのでしょうか。原産国であるアメリカでも、ほとんど天敵はいないと考えてよいです。幼いワニガメであれば肉食の生き物に食べられることはあるようです。

ワニガメの飼育

ワニガメは以前、ペットとしてアメリカから日本へと輸入されていました。しかし大型になり広いスペースが必要なことなどから、飼育するのは現実的には難しいカメです。飼育していた人が野外に放した個体が日本に定着することを懸念して、特定生物に指定されました。そこからは流通量は減少しましたが、ペットにしていた人間が放したと思われるワニガメが見つかることは今まで何度かありました。

ワニガメにはアメリカであってもほとんど天敵がいません。このような亀が日本に放たれれば、日本ではまず無敵です。そのためこのワニガメが定着してしまうとそこの生態系が大きく崩れてしまうのは明らかです。なのでそれを懸念する形で特定生物に指定したということでしょう。

特定生物に指定されてからは、新たに飼育するのは難しくなり、流通量も減少しています。ワニガメを飼育しようと思えば、地方自治体の許可が必要で、チップを埋め込むなども必要になるようです。なお日本では定着が懸念された一方、原産国のアメリカでは乱獲などで生息数の減少が懸念されています。

ワニガメの寿命

ワニガメは成熟するだけで10年以上かかります。野生での寿命はあまり知られていませんが、だいたい20~70年程度です。200年ほど生きるポテンシャルはあるとも言われていますが、これに関しては80~120年ほどのほうがより現実的ではあります。

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ワニガメは噛むの?

噛む力の箇所で述べたように、ワニガメのかむ力は非常に強く、人間が噛まれれば指がちぎれてしまう可能性があるレベルです。こう見ると非常に恐ろしいですね。とはいえ実際はワニガメに噛まれるというのは野生ではほとんどありません。というのもワニガメは水中、特に濁った水で生活していますので、人間が自らそういうところに入らなければ出くわすことはほとんどないからです。

加えてワニガメは怒らせたりなどしなければ、積極的に噛んでくることはあまりありません。なので人間のほうからワニガメのいる水に入ったり、陸にあげるなどして不用意なことをしなければ大丈夫だといえます。とはいえ非常に噛む力が強く、恐ろしい生き物には変わりありませんので、見かけたり取り扱ったりするようなことがあれば油断は禁物だといえるでしょう。

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最後に

ワニガメは特定生物に指定されていて、飼育もハードルが大きいです。ワニガメに限った話ではないですが、飼育しきれず外来生物を逃がすことがないよう覚悟をもって飼育していかなければいけませんね。

 

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