アンゴラウサギの飼育法を解説!餌、温度、寿命、値段など


アンゴラウサギとは

主な種類

アンゴラウサギはトルコのアンカラ地方を原産とするウサギです。19世紀後半にヨーロッパ各国に輸入され現地で品種改良され、現在では「イングリッシュ・アンゴラ」、「フレンチ・アンゴラ」、「サテン・アンゴラ」、「ジャイアント・アンゴラ」の4種と日本で独自に改良された「日本アンゴラ」が存在します。

日本でペットとして流通している種は主に「イングリッシュ・アンゴラ」で、その体長は約40㎝と中型に分類されます。日本独自の「日本アンゴラ」は非常に希少で、今は兵庫県の六甲山牧場でしか見られないともされています。

 

特徴

アンゴラウサギの最大の特徴は白くてもこもこと広がる長毛の被毛であり、その見た目から「動く毛玉」とも称されます。この被毛を服飾に利用するため、アンゴラウサギは品種改良され現在の姿となりました。しかし、その被毛の刈り方は生きたままむしり取るという残酷極まりない方法で行われるため、近年はアンゴラ被毛の利用反対に対しての声が多く上がっています。

ウサギ全般にいえることとして、長毛のほうが短毛より飼育難易度は高くなります。アンゴラは典型的な長毛のウサギなので、飼育は普通の毛の長くないウサギに比べると難しい面があります。温度管理なども必要なので、ある程度上級者向けかつお金に余裕がある人向けのペットです。

性格

アンゴラウサギの性格は、おとなしく従順で我慢強く、動きも大変のんびりとしています。

飼育方法と必要なアイテム

使用するケージ

アンゴラウサギは中型のウサギであり、被毛も大変長いため、飼育ケージは通常のウサギ用ケージよりも広めのものを使用しましょう。また、長毛のアンゴラ種に限り、排泄物が下に落ちやすい金網タイプのケージの方が向いているとされています。短毛種の場合、金網タイプは「ソアホック」を招く原因となってしまいますが、全身を長く量の多い被毛でおおわれているアンゴラは「ソアホック」の心配もほとんどいらないので安心して金網タイプを使用できます。

温度や湿度について

アンゴラは暑さに弱いウサギです。そのため室温にも十分注意する必要があります。適温はだいたい14度~21度の間ぐらいなので、室温を適温の範囲に保てるように調節してあげてください。

また、高湿度にも気を付ける必要があり、特に夏場はエアコンで除湿するなどして調節しましょう。湿度は高くても60%以下にしておくのが理想です。

その他注意点

  • 被毛が長いアンゴラは、排泄物などの汚れがこびり付き、最近が繁殖したのが原因で皮膚病、特に皮膚炎を引き起こす場合があります。そのため、皮膚病を防ぐためにもケージ内の清掃はこまめに行うよう気を付けましょう。また、汚れがついてしまった場合には、お風呂でぬるま湯につけて洗ってあげたり、濡れ布巾でふき取ってあげましょう。
  • アンゴラが自ら毛繕いをした際に、大量の毛を飲み込んでしまわないよう、毎日丁寧にブラッシングをしてあげる必要もあります。毛を飲み込み過ぎると毛球症という病気に繋がるので注意が必要です。毛球症は毛がおなかの中で固まる病気で、そのままにしておくと死に至る恐ろしい病気です。この病気のサインとしては、食欲がなかったり排泄が少なくなったりといったことが挙げられます。
  • 換毛期には特に毛が抜けるため、1日に2、3回はブラッシングが必要となります。毛が伸びすぎてしまった場合には飼い主自らカットしてあげる必要も出てきますので、トリミング用品は必ず揃えておきましょう。カットを行う際、バリカンは音によってアンゴラにストレスを与えてしまうため、ハサミを使用しバリカンは控えてください。
  • アンゴラはちょっとしたことでストレスを感じてしまい体調を崩しやすい品種であり、他のウサギよりも下痢をしやすい特徴も見られます。下痢を起こしてしまっている場合は、必要に応じて乳酸菌サプリを与えてあげることもおすすめします。
  • げっ歯類のウサギを飼育する際には、歯の伸びすぎを防止する齧り木が必ず必要となりますので、忘れずに用意しましょう。以下のページも参照してください。

齧歯類のかじり木はどうする?種類や注意点は?

アンゴラウサギの餌

アンゴラの餌は朝夕2回、牧草を中心としてペレットを1割ほど加え与えてあげます。副食として野菜や果物を与えてあげると栄養バランスが整います。

また、アンゴラのお腹にたまった長い毛を排泄するため、パパイヤサプリを使用するとより良いでしょう。健康管理には十分気をつけ、愛情をもって育ててあげてください。

アンゴラウサギの寿命

平均寿命は基本的に約5年とされますが、上手に飼育すれば10年生きることも可能と言われています。

アンゴラウサギの値段

アンゴラウサギは希少価値の高いウサギで、血統書がついたものだと値段は10万円程度です。安ければ5万円程度で入手することも可能ですが、あまりに安いものは裏がある可能性があるので注意が必要です。扱っているショップも多くないので、探すのに苦労するかもしれません。

里親サイト経由で譲り受けたり、ブリーダーから直接問い合わせて入手するなどの方法もあります。アンゴラウサギの場合は、むしろそちらの方が入手しやすいかもしれません。

スポンサーリンク

最後に

アンゴラウサギはとてもかわいらしいウサギで、ペットとして魅力のあるウサギです。半面、普通のウサギと同じように飼育できるわけではなく、値段も高いため初心者が安易に飼育できるウサギではありません。夏場の温度管理なども大変で、初期費用のほかに電気代などの維持費もそれなりにかかることが予想されます。そのあたりは踏まえたうえで、飼育してみたい方は是非チャレンジしてみてください。

スポンサーリンク