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今回は『羽アリの大量発生の原因や対策について解説』というテーマでお送りしていきます。
家の中に羽アリが大量発生した!そんな時はどうすればよいのでしょうか?
ここでは、羽アリの大量発生が起こったときに、どうすればよいかを解説していきます。羽アリの大量発生に悩まされている方は、是非参考にしてみてください。
羽アリの種類
一口に羽アリといっても、その種類は様々です。
羽アリの大量発生が起こった場合、まずはその大量発生した羽アリがシロアリか、一般的なアリ(以下ではクロアリと記述します)かをみわけることが肝要です。
簡単に結論を言いますと、一概に羽アリといってもさまざまな種類がいて、シロアリの羽アリであればあなたもご察しかと思いますが、早急な対処が必要になります。
逆にクロアリであれば、気分的に良くなかったり、多少不衛生なぐらいで、大きな害はありません。
出ていったり、死んだりするのはあくまで時間の問題なのでシロアリのように気にする必要はあまりないと思います。


シロアリとクロアリは、次に紹介するやり方で見分けられるよ。
シロアリとクロアリの違いは何?どうやって見分けるの?
シロアリとクロアリの進化の過程は大きく異なります。
シロアリはゴキブリ目・シロアリ科、すなわちゴキブリのなかまで、クロアリはハチ目・スズメバチ上科・アリ科、すなわちハチのなかまです。
このように書くと同じ「アリ」と名前がついていてもまったく別の種類なのだと感じられますね。
シロアリ、クロアリの中でも多くの種類がいますが、日本において人家へ被害を及ぼす事が多いシロアリは「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」の2種となります。
クロアリにはたくさんの種類がいますので、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:日本にいるアリにはどんな種類がいる?大きさや特徴は?
とはいっても外見は一見するとよく似ています。違いをいくつか述べていこうと思います。
- クロアリの触覚はクの字ですが、シロアリは触覚がまっすぐで数珠状になっています。
- クロアリの羽アリは、前後の羽の大きさが違いますが、シロアリの羽は、前後の羽が同じ大きさです。
- クロアリは腹部にくびれがありますが、シロアリは腹部がまっすぐでくびれはありません。
- クロアリの羽アリの発生時期は6~11月、シロアリの羽アリの発生時期は4~7月(ヤマトシロアリは4~6月に発生、イエシロアリは6~7月に発生)です。
主に上記のような違いがあります。
<シロアリ>

出典:http://www.pref.kagoshima.jp
<クロアリ>

出典:http://opencage.info

絵が下手くそなのは勘弁。


シロアリの羽アリが大量発生!対処法は?
シロアリの集団が大きくなりすぎたり、現在の環境では生き延びられないと判断した場合などで、シロアリたちが羽アリとなって出てきます。(ほとんどは天敵の生き物たちの餌食になりますが)。
なので羽アリ自体が害を及ぼすわけではないのですが、裏を返せば羽アリの発生はシロアリが増殖していることに起因している可能性があります。
なのでシロアリの羽アリが見つかった場合は駆除業者に問い合わせたほうがいいでしょう。家にシロアリが居る場合は、手遅れになる前に対処することが大事です。
中でもイエシロアリの場合は被害が大きくなる傾向にあるので注意が必要です。
<イエシロアリ>

以下リンクの「シロアリ110番」という駆除業者では、シロアリの駆除を年中無休で承っています。
価格も良心的で追加料金がかからず、工事も的確に行ってくれると評判のようなのでシロアリ駆除を考えるのであればこの業者が良いかと思います。
詳しくは、以下のリンクの公式サイトで確認してみてください。
クロアリの羽アリが大量発生!対処方法は?

出典:http://opencage.info
クロアリの羽アリに関しては、基本的に害はありません。

掃除機で吸うなりして、後は時間が解決してくれるのを待とう。

なんていうか、そもそも発生しないようにする方法ってないんですか?

羽アリが来ないための対策をいくつか紹介するから、参考にしてみてね。
巣を駆除する
クロアリの羽アリが家に入ってくる場合、家の近くの巣が原因であること可能性があります。
庭や家の天井などにつくられた巣から羽アリが飛び立って家の中に入ってきている可能性が高いということです。その巣がある限り大量発生を完全になくすのは難しいです。
巣を駆除するには、面倒な作業ですが自分で巣を見つけて、殺虫剤(アリの巣コロリ、アリアースジェット、アリの巣徹底消滅中など)を用いて駆除するのが一般的です。
巣が自分では駆除しにくい場所にある場合や、巣がどこにあるかわからない場合は、業者にお願いするのが良いでしょう。
また、巣の駆除以外でも、家のまわりに薬剤を散布しておくことも対策になります。
アリに効くアースジェットやキンチョールなどをアリが家の中に入ってこられる隙間や、家の土台の部分などにかけて、アリが入ってくるルートをふさぎましょう。
窓の隙間などのちょっとした隙間から羽アリは入ってくるので、思い当たるところには薬剤を撒いておくことで侵入のリスクを軽減できます。
<以下、番外編>

というかこれやれば駆除できますね。

だけど高温のアルミを取り扱うのは危ないから決して真似したらダメだよ。良い子は分かってると思うけど。
カーテンを閉める

羽アリは、光に集まる習性があります。
なので、夜は必ずカーテンを閉めて、光が漏れないようにしましょう。
網戸の目を細かいものにする

羽アリは、場合によっては網戸から侵入することもあります。網戸の数ミリの隙間からも、羽アリは普通に侵入してくることがあります。
そのため、網戸はなるべく目の細かいものを利用して、網戸から入って来られないようにすると良いでしょう。
また、網戸と窓の隙間など、本当にちょっとしたところから羽アリは侵入してくるので、ホームセンター等で売られている専用のテープを利用して隙間をふさぐのもお勧めです。
最後に
今回は『羽アリの大量発生の原因や対策について解説』というテーマでお送りしてきました。
最後に、当記事で紹介したことを簡単に纏めます。
- 羽アリが発生した場合、それがクロアリかシロアリかをまず見極める
- シロアリの羽アリが大量発生する場合、シロアリが家に棲みついていることも考えられるので、なるべく早く対処する
- クロアリの翅アリは大きな害はないが、生活に支障が出る場合は巣の駆除等を考える
羽アリがうじゃうじゃと発生すると焦るかもしれませんが、慌てず対処すれば問題ありません。運悪くシロアリだった場合も、冷静に対応するようにしてください。
<関連記事>
シロアリとクロアリで大違いなのはわかりましたが、この2つはどうやって見分けるんでしょうか?