ルリコンゴウインコの飼育法を解説!餌、寿命、鳴き声など


ルリコンゴウインコとは

ルリコンゴウインコはパナマやブラジル、ボリビア、パラグアイ、トリニダードの熱帯雨林に生息しているインコです。トリニダードでは現在絶滅危惧種に指定されているインコでもあります。

体長は約76㎝~86㎝で体重は1kg以上ある個体も存在することから、世界最大級のインコの一種とされます。

特徴

南国の鳥らしく羽毛はたいへん鮮やかで美しい色合いで、背部から尻尾にかけては鮮明な青色で、胸部から腹部にかけては金色に近い黄色をしています。頭頂部は明るい緑色で、はっきりと発色した3色のデザインがブラジルの国旗のようだと例えられることもあります。

口ばしは黒く、目の周りには白黒の縞模様があり、羽毛の生えていない顔は興奮すると赤く染まります。また、生息域により多少羽毛の色合いにバリエーションがあり、中にはオレンジの色味が強くかかったバタースコッチ色のルリコンゴウインコも存在します。

ルリコンゴウインコの性格

ルリコンゴウインコはとても温和で人にもよく懐く性格をしています。また、パートナーに対して愛情深く、ツガイになると生涯を共にします。飼い主に対しての忠誠心も強いため、しっかりと世話をし良い信頼関係を築けば、素敵なコンパニオンバードとなってくれるでしょう。

飼育方法と必要なアイテム

ルリコンゴウインコは体長80㎝前後の大型インコであり、尾羽は長く羽根も大きいです。ペットショップなどで通常販売されているケージは、ルリコンゴウインコを飼育するうえで十分な広さを備えていないことが多く、羽根を十分広げることができずにストレスになったり痛めてしまうこともあります。そのため、ケージはフライトケージと呼ばれる大型サイズで、尚且つ丈夫なケージを使用しましょう。

ルリコンゴウインコは口ばしが大きく力も強いため、ケージ内に設置する止まり木はクヌギやケヤキなど硬くて太めの丈夫な木を使用する必要があります。また、エサ入れや水入れも破壊されないよう、金属製の頑丈なタイプを使用することをおすすめします。

鳴き声について

ルリコンゴウインコはおしゃべりが大好きで人の言葉や声色、機械音などを上手に真似することができるので楽しませてくれるでしょう。しかし、ほかのインコと同じよう、突発的に大声を出すことがありますので、あらかじめ防音対策をしておいたほうが良いでしょう。

ルリコンゴウインコはその体格の大きさと声量の大きさから、集合住宅での飼育は難しいとされます。

野生では果実や種子類を主食として食べるルリコンゴウインコですが、飼育下ではインコ用のミックスシードやペレットを主に与えてあげましょう。ミックスシードは殻付きのもののほうが栄養価が高いのでおすすめです。

ルリコンゴウインコはひまわりやクルミ、落花生などのシードナッツも好みますが、これらは脂肪分が高く食べ過ぎると肥満につながる可能性があるため、1日3粒を目安にし、与えすぎには十分気を付けましょう。もし、これらのシードやナッツの含有量が多いミックスシードを購入した場合は、飼い主自ら取り除き調節して与えてあげるようにしてください。

そのほか、ミネラルやビタミン補給のために青菜や野菜、果物を与えてあげると栄養バランスが整うためおすすめです。

ルリコンゴウインコの寿命

ルリコンゴウインコの寿命は60年以上と言われ、非常に長寿の鳥です。そのため、将来長く共にすることをしっかりと考慮することが、飼育を始めるうえで大切になります。

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最後に

大型のインコで寿命も非常に長いため、飼育を始める際にはそれなりの覚悟をもって飼育するようにしましょう。一方で、飼い主によくなつき、しっかり世話してやれば一生もののペットとして楽しむこともできるでしょう。

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