フランス企業が開発・ハチの巣撃退ドローンって?利点は?

あなたは、ハチが巣を家のまわりに作られて困った、といったような経験はありますか?多くの方が経験していることだと思います。ハチは向こうから勝手に襲ってくることは少ないですが、やはり危険な生き物ですし、人間からすればそういった生き物が巣を作ってしまうと駆除せざるを得ないところはあります。そういったハチの巣を、最近しばしば話題になる「ドローン」で駆除してしまおうという試みがなされているようです。今回は、この試みとはどういったものなのかについて、調べていこうと思います。


ハチの巣撃退ドローンを開発した会社

このハチの巣撃退ドローンを開発したのは、フランスのDrone Voltという企業です。養蜂家とも協力して開発されました。

欧州では現在、本来はアジアにいるハチ(ツマアカスズメバチ)が被害を及ぼしています。日本でも外来種がよく問題となり、生態系のバランスの崩壊などが懸念されているのは周知の事実ですね。フランスの企業がハチの巣撃退ドローンを開発したのも、このハチが関係しているのかもしれません。

そもそもドローンって?

そもそもドローンとは何か、といったことを簡単に触れておきたいと思います。簡単に言えば、無人で自動制御、遠隔操作によって操作できる飛行機のことです。最近は一般向けにも販売されたりしていますね。軍用のドローンは10m以上にもなる大型のものもありますが、商用なんかで一般的に利用されるドローンは10cmちょっとの小型のものが多いです。

そのため小回りがききやすく、立ち入りしにくい場所でも問題ありません。実際にそのような場所での空撮などにドローンはよく利用されています。このハチの巣撃退ドローンに限らず、現在ドローンの技術を応用できないかと、さまざまな研究がなされています。人間が直接駆除するのは大変な場所のハチの巣でも、ドローンを使えば駆除ができそうです。このことは、この技術における利点の1つといえそうです。

因みにダジャレではありませんが、ドローンという単語は、もともと英語でオスの蜂を意味する単語でもあります。撃退ドローンをこの意味でとると、ハチの巣を駆除するための蜂のオス、変な感じですね(笑)。

実際にどうやって駆除する?

では、このハチの巣撃退ドローンはどのような仕組みになっているのでしょうか。このハチの巣撃退ドローンには、スプレー缶を内蔵させることができます。このスプレー缶の中にハチの巣を駆除するための薬品を入れておきます。そして遠隔操作で飛び立たせ、ハチの巣の目の前まで飛行します。そしてスプレー缶の中身を吹きかけ、駆除するといった感じです。カメラも内蔵されており、駆除の様子を実際に確認できるため、より確実に駆除することができます。この技術が確立すれば、駆除するときにヒトがさされるなどの心配は皆無ですね。

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最後に

ドローンの長所を生かした画期的な発明だといえると思います。この技術が普及して、より効率的にハチの巣が駆除できるようになればいいですね。

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