「ロリカリアな日々のブログ(https://blog.goo.ne.jp/loricaria)」様から情報提供を頂きました。ロリカリアな日々のブログ様、ありがとうございました。
目次
ロリカリアとは
ロリカリアはナマズ目ロリカリア科の魚種で、南米のアマゾン川などの河川に生息しています。体型は扁平で甲板に覆われており、口器は吸盤の役割を果たしています。
ロリカリアの種類
ロリカリアは非常に多くの種類があります。
リネロリカリア ・ランケオラータ
南米のほとんどの水域で見られます。
体長は約12cmで、枯れ葉のような模様が背ビレや胸ビレを含め全身の模様にデザインされています。
リネロリカリア の雄には、成長すると顔などにヒゲのような毛が生えます。
(ヘミロリカリアはリネロリカリア のシノニムになりました。)
リネロリカリア ・sp・レッド
ヨーロッパで繁殖され輸入され、この個体も体長約12cmほどで、赤褐色の体色が特徴的です。
(現在レリーラは使われません。)
セゥドヘミオドン・ラティセプス
パラグアイから輸入される、体長約30cmの大型のロリカリアです。
セゥドヘミオドン属のロリカリアはその扁平な姿から日本では「ツチノコロリカリア」との愛称で呼ばれています。
頭部は平たく、小さな目を持つのが特徴的です。
ヘミオドンティクティス アシペンセリウス
体長約15cmのロリカリアで、先端が尖った頭部を持つその容姿がチョウザメのように見えることから「アシペンサーロリカリアやピノキオロリカリア」との別名を持ちます。
ストレスに弱く水カビ病にかかりやすいため、飼育には注意が必要です。
飼育方法と必要なアイテム
用意するもの
ロリカリアは水底を這って泳ぐ魚種であり、比較的よく動き回るため、水槽は60㎝幅以上のものを使用しましょう。
(ツチノコロリカリアでも小さい種類はいます。)
ツチノコロリカリアには砂をこのみます。
リネロリカリア は流木を与えると姿を隠せます。
ファロウェラやストゥリソマには枝流木を与えると止まる様子が観察できます。
ロリカリアは驚いたりすると水底に潜り身を守る習性があるため、砂を用意すると観察できます。
砂が汚れないようこまめな清掃が必要です。
水温、水質
南米に生息しているロリカリアの飼育水温は、20度~26度が適正とされます。ロリカリアは高水温にはあまり強くないので、夏場の水温調節には気を付けましょう。
水質に関しては比較的幅広く適応し、弱酸性から中性で飼育が可能です。
流れの強い場所に生息するため、溶存酸素が多い環境を好みます。
強めのエアレーションやポンプなどで流れを作ると良いでしょう。
混泳は可能?
ロリカリアは総じて比較的温和な性格のため、小型のテトラなどの魚や同種であれば混泳が可能とされています。一方で、基本的には底でじっとしている魚なので、あまり活動的な魚が近くにいるとストレスになることも考えられます。
ファロウェラやストゥリソマをのぞき、ロリカリアは意外と流木の上に着いたエサを食べません。
テトラやグッピーなどに掃除してもらうと良いでしょう。
また、同種同士でも活動的なタイプの亜種とあまり動かないタイプの亜種を混泳するのは避けたほうが無難です。
ロリカリアの餌
ロリカリアは比較的人工飼料に食いつきやすく、沈下性があるグロウFやコリドラスタブレットに植物性のプレコフードやクロレラタブレットなどを与えると良いでしょう。
冷凍アカムシや冷凍ミジンコも好んで食べます。
ロリカリアの中でもファロウェラやストゥリソマなど、壁に張り付くタイプは水槽内に発生した緑藻をよく食べます。
リネロリカリア やツチノコロリカリアは藻を食べません。
最後に
基本的にはおとなしく丈夫な魚で、熱帯魚を飼育する設備があれば飼育が可能です。興味のある方はチャレンジしてみてください。