初夏あたりから、水のあるところで徐々に発生してくるボウフラ。多くの方が気持ち悪いと感じると思います。そんなボウフラですが、正体はずばり蚊の幼虫です。蚊と聞けば、ほとんどの方が嫌悪感を感じますよね。生き物好きの人でも蚊が好き!って人はなかなかいないでしょう(笑)。実際、ボウフラが家の周りにたくさんいると、ご察しかと思いますがのちに蚊が大量発生することにもつながってしまいます。そんなボウフラの対策法について、今回は考えてみようと思います。
ボウフラを駆除する方法
それでは、ボウフラを駆除するための方法を以下でいくつか紹介していきます。
駆除法① 10円玉を入れる
ボウフラは銅イオンが苦手です。そのため、銅でできている10円玉を入れておくことがボウフラ対策の1つです。水1Lに対し、5枚ぐらい入れると効果が現れ始め、20枚ほど10円玉を入れれば全滅するようです。ただし、水の中で何か生き物を飼っている場合は、その生き物にも10円玉が影響してしまう場合がありますので、このやり方は避けたほうが無難かもしれません。

なお、10円玉でなくてもホームセンターで売っている銅板などを用いてもかまいません。水の量が多い場合や、お金をそんなことに使いたくない・・・・などという方は試してみてはいかがでしょうか。
駆除法② 薬剤や洗剤を使用
ボウフラ対策に効果がある薬剤を購入して使用することももちろん対策になります。あるいは中性洗剤や塩素系洗剤なんかをボウフラのいる水の中に数的入れておくことも効果的です。
駆除法③ 油を使用
鉱物系の油を水面に垂らしておき、油膜をつくっておくこともボウフラ対策となります。このことにより、ボウフラを窒息死に追い込むことができます。
おそらくこういう人はいないと思いますが、駆除法②、③に関しても生き物を飼っている場合はなるべく避けてください。バケツなどでイネなんかを栽培している場合、駆除法①~③を用いてもイネは枯れないかもしれませんが、やはり不安要素は拭えません。
後でも述べますが、水を頻繁に入れ替えるなどするのが現実的な対策かと思います。あるいは次に述べる駆除法④を利用することを考えてもいいかもしれません。イネ栽培においていったん水を抜き、そして再び入れるを何回か繰り返すことを中干しといいますが、このことはボウフラ対策にも有効です。
駆除法④ メダカを飼育
メダカはボウフラを餌として食べます。そのため、メダカを飼育しておくことがボウフラ対策になります。ほかに金魚などの魚でもOKです。なにかべつの生き物を飼っている場合、場合によってはメダカが食べられるかもしれないのでその辺はリサーチが必要です。

ボウフラを寄せ付けないために
そもそも、蚊は水の中に卵を産みます。まずは、家の周りの水たまりなんかに関してはなるべく除去しておくようにしてください。また、水連鉢などの水はなるべく頻繁に換水することをお勧めします。中に生き物なんかがいる場合はそれへの影響も加味する必要がありますが・・・。
また、蚊は水流のないところに卵を産むため、少しお金はかかってしまいますが水流をつくる機械を導入するのも最終手段としてはありかもしれません。
最後に
いかがでしたか。蚊の発生を少なくするためにも、ボウフラ対策は大事です。家の周りでボウフラがいるようなところは上記の対策を試してみてください。