最小!?アフリカチビネズミの飼育法!餌は?寿命は?


アフリカチビネズミとは

アフリカチビネズミはアフリカに生息しているげっ歯目ネズミ科の一種です。「アフリカドワーフマウス」や「コビトハツカネズミ」、「アフリカンピグミーマウス」など様々な別名で呼ばれています。

チビネズミという名の通り、成体で体長はわずか5㎝ほど、体重も約5gしかなく、非常に小柄で十円玉ほどの大きさしかありません。チビネズミの幼体に関しては約1.5cm~2cmほどの大きさしかなく、その極小サイズの体を持つことから世界で最も小さなネズミと言われています。

チビネズミはハツカネズミに似た容姿をしており、体色は茶色をベースに顎から腹部にかけて白く、つぶらで大きな黒い瞳と長いしっぽを持ちます。その小さく可愛らしい容姿とは裏腹に、アフリカチビネズミは優れたジャンプ力を持っており、驚いたり危険を察知すると垂直に30㎝以上跳ね上がることもあります。

※参照:ハツカネズミの飼育法を解説!餌、寿命、値段は?生態は?

性格

チビネズミはとても臆病な性格であり、少し物音を立てただけでも素早く逃走し陰に隠れたり、驚いて跳ね上がったりします。この性格から、アフリカチビネズミは触れ合って遊ぶペットではなく、その愛らしい姿を静かに見守って鑑賞を楽しむペットと言えるでしょう。

生態

チビネズミは穴を掘って巣を作り生活します。生態は夜行性であり、野生では果物や草、種子、昆虫などを食べる雑食性です。

飼育方法と必要なアイテム

アフリカチビネズミは体長わずか5㎝ほどの極小のネズミであるため、金網ケージなどを使用すると、その隙間を簡単に通り抜けて脱走してしまいます。そのため、飼育ケージは水槽や衣装ケースなどの隙間のないケースを使用する必要があります。

また、アフリカチビネズミはジャンプ力にも優れ、時には30㎝以上飛び跳ねることもあるため、水槽や衣装ケースには通気性の良い細かい網目のメッシュ製などの蓋をしましょう。

チビネズミは土に穴を掘って巣を作る習性があるため、床材は土を使用するのが一番とされます。しかし、土は清掃の手間がかかるなど不便な部分も多いため、チップで代用するのも可能です。

ケージ内には、エサ入れ、水入れ、ハムスター用のトイレ、回し車などのおもちゃ、巣箱を用意してあげましょう。また、一応齧歯類なので、かじり木を用意してやったほうがよいかもしれません。

※参照:齧歯類のかじり木はどうする?種類や注意点は?

床材にチップを利用する場合に、チビネズミが砂遊びできる場所を設けるよう、トイレに使用する砂は固まらないサラサラとした素材を使用しましょう。

ケージ内の清掃を行う際は、逃げ出さないように水槽や箱を別に用意しておき、優しくチビネズミを移し、蓋をかぶせてから掃除を行うようにしましょう。トイレの掃除は清潔な環境を保つためにもこまめに行うことが大切で、毎日1回掃除をしてあげることが理想とされます。

チビネズミは非常に臆病な性格であり、体も大変小さいため、過度のスキンシップはストレスを与えてしまう原因になります。そのため、チビネズミとのコミュニケーションはケージの外から優しく話しかけてあげる程度にし、過度の触れ合いは避けましょう。

チビネズミ用の餌は小鳥用の混合飼料を中心に与えてあげます。栄養バランスを整えるためにも、副食としてサツマイモなどの野菜や、果物を与えてあげます。小さな体のチビネズミは多くの量を食べないので、餌は少量で大丈夫です。

アフリカチビネズミの寿命

チビネズミの平均寿命は1~2年ほどと体の小ささに比例した寿命といえるでしょう。

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最後に

いかがでしたか。触れ合いたい方には向かないでしょうが、小さくて愛らしいネズミですので鑑賞用には適した種類です。興味のある方は探してみてください。

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