ロシアリクガメの飼育法を解説!餌、寿命、温度や注意点は?

ご覧頂きありがとうございます。

今回は『ロシアリクガメの飼育法を解説!餌、寿命、温度や注意点は?』というテーマでお送りしていきます。

ペットとしても人気の高いロシアリクガメ。そんなロシアリクガメを飼ってみたいという方もおおいのではないでしょうか?

ここでは、そんなロシアリクガメについて

  • どのような亀か
  • 飼育方法や注意点

等をお伝えしていきます。

ロシアリクガメを飼っている方、飼育を検討されている方は是非、参考にしてください。

博士
まずは、ロシアリクガメとはどんなカメなのか見ていこう。

 


ロシアリクガメとは

出典:https://en.wikipedia.org

~基本データ~

  • 大きさ・・・20~27cm
  • 生息地・・・ロシアのカスピ海東側沿岸やアフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタン、パキスタンなど中央アジアに広く生息
  • 別名・・・「ホルスフィールドリクガメ」「ヨツユビリクガメ」
  • 色・・・黄褐色~茶色

ロシアリクガメは大きさはだいたい20~27cm程度で、最大でも28cm程度にしかならず、リクガメの中では小型の部類となります。

また、中央アジアの寒い地域に生息しているため、寒さに強く、日本の気候でも飼いやすい種類です。また夏の暑さにも比較的耐えることができるのも嬉しいポイントですね。

 

ロシアリクガメは別名として「ホルスフィールドリクガメ」「ヨツユビリクガメ」と呼ばれることもあります。

ちなみに「ヨツユビ」という名前の通り、ロシアリクガメは前脚に4本の指を持ちます。これが、ほかの亀とは異なる大きな点として挙げられます。

穴掘りをする習性があるため、前脚は非常に頑丈でシャベル状になっています。

博士
ロシアリクガメは

  • リクガメの中では小型な方なので、省スペースで飼育ができる
  • 日本の気候にも適応できる

といった点から、飼育もしやすく日本でもペットとして人気が高い亀なんだ。

続いて、ロシアリクガメの飼育法を見ていこう。

 

飼育に必要なアイテム

ロシアリクガメは成長しても甲長15㎝~20㎝ほどなので、飼育水槽は90㎝~120㎝幅のもので飼育が可能です。

ロシアリクガメは運動神経が良く身軽なため、簡単に水槽の壁をよじ登ることができ、脱走してしまう可能性もあるため、水槽には蓋をして脱走防止対策をしましょう。

ロシアリクガメは屋外で飼うことも可能ですが、その際は脱走対策には特に気を遣うようにしてください。

 

床材は、穴を掘る習性のあるロシアリクガメがストレスにならないためにも、甲羅が全部隠れるくらいの深さに敷き詰めてあげましょう。

多湿の環境は苦手なので、乾湿両用のヤシガラや赤玉土などがおすすめです。

また、リクガメの飼育には赤外線ライトと保温球が必要となります。赤外線ライトは度数5.0または10.0のものを選び、保温球と併用して使用しましょう。

また、エサ皿や水皿も用意しておきましょう。

博士
基本的に用意するものは

  • 1m前後の飼育容器
  • 床材(甲羅が隠れる程度まで敷き詰める)
  • 紫外線ライトと保温球
  • 餌皿・水皿

といった感じだよ。

見た目とは裏腹に意外と運動神経が良いから、逃げないように注意してね。

 

野外飼育は可能?

出典:https://www.reptiles-zoo.fr

ロシアリクガメは寒さに強く丈夫な体を持つため、環境に慣れてきたら野外での放し飼いも可能です。

しかし、穴掘りを得意とし、また、壁を簡単によじ登ることもできるので、野外飼育の際は脱走に十分注意しなければなりません。

 

また、冬季は屋外で飼っているとロシアリクガメは冬眠します。

冬眠させるのは意外と難易度が高くなるので、基本的には冬眠はさせないほうが無難です。

博士
ロシアリクガメは屋外飼育も可能なんだけど

  • 脱走に注意が必要
  • 冬期の屋外飼育は難易度が高い

といった点から、基本的には室内飼育のほうが無難だよ。

特に冬期の冬眠は飼育上級者でも失敗するほどだから、冬季は屋内で管理する方がよいだろうね。

 

温度や湿度

ロシアリクガメは湿気の高いジメジメとした環境は苦手で、適正湿度は50%~60%、温度は25度前後とされます。

高温多湿になると、体調を崩し病気になってしまう可能性があるため、水槽の蓋は通気性のよい金網タイプのものを使用しましょう。

また、日本の夏場は特に湿気が高いため、風通しの良い場所に水槽を移動させてあげたり、エアコンなどで温度・湿度調節をこまめに行うよう注意してください。

博士
基本的にはさっき言ったようにロシアリクガメは丈夫で日本の気候にも適応できる亀だよ。

だけどなるべく適切な温度・湿度に保ってやることで病気を防ぐことにもなるから、できる限り気を配ってあげてね。

 

病気について

ロシアリクガメも生き物である以上、病気にかかってしまうこともあります。

亀がかかりやすい病気に関しては、以下のページで解説しています。

参考記事:亀の病気について解説!甲羅、皮膚は?種類は?

病気を防ぐためにも、ケース内を清潔に保つなど日常の世話を欠かさないようにしてください。

 

ロシアリクガメの餌

ロシアリクガメは草食性のため、小松菜やチンゲンサイ、水菜、モロヘイヤなどの葉野菜を中心にその他の野菜や野草、果物などバランスよく与え、栄養が偏らないように注意しましょう。

餌の回数は、幼体のカメで1日2~3回、成体のカメで1日1回を目安にします。

博士
餌の与えすぎは病気につながることもあるから注意してね。

注意点

前述で何度も記したように、ロシアリクガメは穴掘を得意とし、壁を簡単に乗り越えることができるほどの運動神経を持っているため、脱走には十分注意しましょう。

また、飼い初めに注意しなければならないのが、ロシアリクガメは、野生個体が多く、輸入されてきたロシアリクガメには寄生虫が高確率でいます。

そのため、必ず検疫を行いましょう。検疫は動物病院で行うことができ、検便と虫下しをしてもらいます。

もし他にリクガメを飼育している場合は、検疫期間は他のリクガメと一緒にしないように気を付けましょう。

 

ロシアリクガメの寿命

 

出典:https://www.reptiles-zoo.fr

寿命は大体20年~25年と言われていますが、最近では飼育環境が整えられてきたことから、30年~50年生きることが可能とされています。

博士
このように、ロシアリクガメをはじめ亀は長生きすることが魅力だよね。

しっかり世話してあげれば、かなりの間あなたのパートナーとして生きてくれるよ。

だけどその分最後までしっかり責任をもって世話をする必要があるから、しっかり考えてから飼育するようにしてね。

関連記事:クサガメ、リクガメ、・・ペットとしても飼われる亀の寿命

 

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最後に

今回は『ロシアリクガメの飼育法を解説!餌、寿命、温度や注意点は?』というテーマでお送りしてきました。

改めて、当記事で紹介した内容を簡単に纏めますね。

  • ロシアリクガメは小型のリクガメで、飼育も容易でペットとしての人気も高い
  • 90~120cm程度の容器で飼育可能。脱走には注意
  • 餌は葉野菜を中心にバランスよく与える
  • 屋外飼育も可能だが、冬季は特にだが屋内飼育が無難
  • 動物病院で検疫を行う
  • 寿命は長く、30年以上も生きる

 

ロシアリクガメはリクガメの中でも小型で飼いやすく、ペットとしての資質を備えたカメです。

飼育するからにはきちんと責任を持ち、しっかりと最後まで愛情をもって育ててあげましょう。

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