ご覧頂きありがとうございます。
ここでは『オコジョはどんな動物?ペットにできる?見れる動物園は?』というテーマでお送りしていきます。
可愛い動物として人気急上昇中のオコジョ。
オコジョはネコ目イタチ科に属するイタチの仲間で、世界の広範囲に分布しています。あまりの可愛さに、惚れてしまう人が続出中だとか。
ここでは、そんなオコジョとはどんな動物なのか紹介していきます。
オコジョの生態

オコジョの大きさや生息域

体長はオスが187~325mm、メスが170~270mmほど、しっぽの長さはオスが75~120mm、メスが65~106mmほどになります。

北アメリカ、ヨーロッパ中北部、アジア中北部に生息していて、日本でも北海道から本州中部あたりまで生息しています。比較的寒い地域に生息している印象がありますね。


出典:https://commons.wikimedia.org
オコジョの食べ物
オコジョは肉食で、気性が荒い動物です。
主として食べるのはネズミやウサギ、ハムスターなどで、鳥や魚、トガリネズミなどを襲うこともあります。
稀に両生類やトカゲ、昆虫類なども食べます。イイズナなどとは違い、大きなネズミのようなものでも襲ったりするようです。


オコジョの毛の色は何色?


オコジョは冬季は全身真っ白の毛をもちますが、夏季は背中や頭の箇所は茶色、おなかの部分は白くなります。というのも、オコジョは1年に2回換毛を行うのです。
なお、春の換毛はゆっくり進み、頭から腹部へと進みます。一方秋の換毛は速く進み、進む向きは春とは逆方向になります。
~夏毛のオコジョ~

出典:https://ja.wikipedia.org
~冬毛のオコジョ~

出典:https://ja.wikipedia.org


(現に、グーグルでオコジョと画像検索すると白毛のオコジョばかり出てきますね)
あのような真っ白の毛をしているのは、冬だけなんだ。
日本のオコジョの種類
オコジョにはたくさんの亜種がおり、日本には以下の2亜種がいます。

- ホンドオコジョ・・文字通り青森から本州中部あたりにまで生息します。
- エゾオコジョ・・・北海道に生息。ロシアにも生息しています。エゾイタチと呼ばれることも。
大きさはエゾオコジョのほうが一回り大きくなります。
どちらも準絶滅危惧(NT)として環境省のレッドリストに指定されています。

オコジョは動物園で見れる?


※入れ替わりもあるかもしれませんが、北海道の旭山動物園では、クロテンというオコジョに似た動物が見られるようです。

オコジョはペットとして飼える?

私は、あの可愛い姿に惚れてぜひ飼いたいと思ったのですが。

加えて言うと、さっき言ったように気性が荒いからペットに向いた動物じゃないよ。


こっちの飼育を検討してみるのも良いかもしれないね。フェレットに関しては、以下の記事を見てね。
オコジョの毛の利用

オコジョの毛、特に冬の毛は毛皮貿易において珍重されていました。
冬の毛は「アーミン(ermine)」と呼ばれ、王族や高い階級の象徴にもなっていたとか。
イギリスの貴族院や、オックスフォード大学やケンブリッジ大学におけるアカデミック・ドレスなどの式服においても、このアーミンがあしらわれていました。
ただし、現在は費用が掛かること、アニマルライツの観点によりウサギの毛や人工毛皮が使われています。
最後に
ここでは、『オコジョはどんな動物?ペットにできる?見れる動物園は?』というテーマでお送りしてきました。
オコジョについて、当記事で紹介したことを簡単に纏めますね。
- 動物園での鑑賞や家庭での飼育は不可能
- 見た目とは裏腹に肉食であり、獰猛で勇敢
- 日本には「ホンドオコジョ」「エドオコジョ」の2種類が棲んでいる
- 1年に2回換毛を行い、毛の色は冬は白色、夏は茶色になる
- 古くからオコジョの毛は重宝されてきた

実物のものを見たい場合、野生のものを見るしかありません。なかなか見かけることはないですが、見かけた方は何かいいことがあるかも・・・・?