ピグミースローロリスについて解説!生態は?飼育法、餌は?

くりくりとした大きな目をした子ザル、ピグミースローロリス。シッポは退化して耳は小さく厚い毛におおわれていて、白い鼻筋、丸い顔にメガネザルのような大きな目を持っています。レッサー・スロー・ロリスとも呼ばれ、原猿亜目ロリス科ロリス亜科スローロリスに属し、ロリスの仲間です。今回はそういったピグミースローロリスについて解説していきます。


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大きさ、生息地

ロリスはベトナム、スマトラ、ボルネオなどの東南アジアの熱帯雨林に生息し、基本的に夜行性で木の上で過ごします。ピグミースローロリスの体長は20〜30cm、体重は230〜600gぐらいです。

食べ物はなに?

樹液や花の蜜、果物や虫などを食しますが、同じような大きさの哺乳類と比べると代謝は極めて遅いとされています。飼育下ではモンキーフード主体で大丈夫ですが、コオロギやリンゴ・バナナなどの果物もあげましょう。以下の動画はスローロリスがバナナを食しているシーンです。

生態

動作はスローロリスといわれるだけあって非常に遅く、枝から枝へ移るときなどもゆっくりと音を立てずに動きます。昼は木の間や枝葉の繁ったところで休みます。猿の仲間ながらを持ち、わきの辺りから毒を出し、それをなめながら全身をグルーミングすることで体全体を毒でおおい身を守ります。

毒については、人間への影響は報告されていないようです。天敵は、アミメニシキヘビボルネオオランウータンなどで、襲われにくいよう保護色にはなっていますが、それでも外敵に襲われると、体を丸くして毒の行き渡った毛皮をむき出しにしたり、噛み付いたりといった行動で自分の身を守ります。

ピグミースローロリスの利用

ピグミースローロリスは東南アジアでは、伝統的な薬としてその内蔵などが使われ、毛皮を使用したり、作物を荒らす害獣として捕獲されたり、加えてペットとして珍重されていたため、乱獲がすすみました。

くわえて、飼育用に捕獲された個体は、犬歯を抜いて噛まれたときの被害がないようにしていますが、そのために感染症にかかりやすくなり死亡するケースも多いとされています。また、犬歯を抜かれた状態で自然に返すと生存には不利になりますので、一度飼ったら最後まで一緒に過ごしましょう

乱獲により個体数は減少し、現在では絶滅危惧種にも指定されています。ワシントン条約により、2007年から国際取引は禁止され、日本に個体登録(一般財団法人 自然環境研究センターが発行する国際希少野生動植物種登録票)のある個体または、その個体から繁殖させた子供しか売買が認められていません。

ピグミースローロリスの飼育

値段は非常に高く、日本で購入するとなると、最低50万〜60万、状態の良いものは100万円程度と見ておいた方がよさそうです。性格は基本的におとなしく、鳴くこともないので飼いやすいとはいえます。

また抜け毛も少なく、糞もコロコロとした固体で始末も容易なため部屋も汚れません。ただし、室温、湿度などにはきめ細やかな配慮が必要ですし、栄養・水分補給にも気をつけましょう。飼育する時は、大きめのケージで、光を避けられるように配慮し、隠れ家となるものを入れてあげましょう。本来、木の上で生活しているので、ケージの中にも木の枝を入れてあげることをお忘れなく。

寿命

寿命は約10〜20年と言われています。

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最後に

いかがでしたか。乱獲の影響で値段が高く入手しづらいでしょうが、温度や栄養補給面に注意すれば飼育そのものは意外と難しくはないようです。毒をもつといった猿の中では珍しい一面も持ち合わせています。興味がある方は一度探してみるといいと思います。

 

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