ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)とフトアゴヒゲトカゲは、ともに爬虫類飼育の入門種とされています。では、この2種類の違いはどういったところにあるのでしょうか。今回は、フトアゴヒゲトカゲとヒョウモントカゲモドキの相違点をみていきたいと思います。
大きいのはどっち?
フトアゴヒゲトカゲの大きさは40cm前後、ヒョウモントカゲモドキの大きさは20cm前後です。なのでサイズ的には2倍近くの差があります。なので、ヒョウモントカゲモドキのほうが省スペースで飼育が可能です。

餌の違いは?
ヒョウモントカゲモドキの餌はコオロギなどの動物性の餌オンリーですが、フトアゴヒゲトカゲはコオロギなどのほかに野菜なんかも食べます。
性格の違いは?懐くの?
どちらの種類も懐くことはありません。爬虫類は基本的には懐く生き物ではありません。フトアゴヒゲトカゲのほうが扱いやすく、触れ合いたいのなら適しているかもしれません。一方、気性が激しくなることもないとはいえないようです。
ヒョウモントカゲモドキは臆病なものが多く、過度なハンドリングをすると自切(自分の尻尾を切り捨てる、尾は自切しても再生します)を行うこともあります。だからといって手に乗せたりできないとかそういったことはありませんので、あまり気にする必要はないと思います。
用意するものの違い
フトアゴヒゲトカゲはバスキングライトや紫外線ライトを用意する必要がありますが、これらはヒョウモントカゲモドキには必要ではありません。なのでヒョウモントカゲモドキのほうが、初期の飼育設備の購入なんかは安く済むと思います。とはいえ、当たり前ですがどちらも温度を保つための保温器具は必須です。

まとめ・最後に
簡単にまとめると
- ヒョウモントカゲモドキのほうが省スペース・バスキングや紫外線ライトなしで飼育可能
- ヒョウモントカゲモドキは肉食、フトアゴヒゲトカゲは雑食
- フトアゴヒゲトカゲのほうが扱いやすいが、どちらも手に乗せたりなどは可能
といった感じです。どちらかといえばヒョウモントカゲモドキのほうが設備などを考えればオススメかもしれませんが、どちらも飼育しやすいことに変わりはありませんので、後はお好みになると思います。お気に入りの個体を見つけて、飼育を楽しんでください。