カンムリワシとはどんな鳥?生態や鳴き声は?絶滅危惧種?

カンムリワシは、タカの仲間の鳥で、カンムリワシ属に属します。タレントの元プロボクサー・具志堅用高さんのニックネームになったり、また王貞治さんが国民栄誉賞を受賞した際にはこのカンムリワシの剥製が授与されているなど、有名人などとのかかわりも大きい鳥です。その一方、日本に生息している個体数は少なく、環境省のレッドリストにも登録され、絶滅危惧種にも指定されています。今回は、そういったカンムリワシについてみていきたいと思います。


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大きさや外見、生息域

インド亜大陸(インド半島)や東南アジア、東アジアに生息する鳥です。日本では八重山諸島の石垣島や西表島、日本の最西端でもある与那国島に生息しています。彼らが日本の八重山諸島で繁殖しているとわかったのは、1981年とつい最近です。

基本的にはずっと同じ場所にいますが、中には夏のみ見られる地域もあり、移動することもあるようです。主に平地や低丘陵の植物が生い茂ったところで見つかります。中の大程度の大きさで、全長は55cm前後となります。茶褐色のずんぐりした体をしています。後頭部の箇所に冠羽が生えることから、カンムリワシと呼ばれています。幼鳥は成鳥に比べ白っぽい色をしています。

カンムリワシの餌

カンムリワシは主に爬虫類を餌としており、ヘビやトカゲなどを求め森の中で狩りをします。なお、このカンムリワシは英語でcrested serpent eagleと書きますが、serpantはヘビを意味します。(crestedは冠毛の意味です)

カンムリワシの繁殖

冬の終わりごろになると、カンムリワシは求愛や縄張りの確立などを始めます。これが繁殖シーズンの始まりです。巣は川沿いの木の高いところにつくられることが多いです。巣はインドの研究ではしばしば改装したのち再利用するという結果が出た一方、マレーシアのペナンにおいては毎年新たな巣をつくっていたようで、このへんはまだ疑問が残るといえるでしょう。地域によって生態は微妙に違うこともあるのかもしれませんね。

卵を産むのは初夏ごろになります。巣作りにはオスメスともに関与しますが、抱卵をするのはメスのみです。メスが餌を探している間は、オスは見張りをしています。基本的には1個の卵しか産みませんが、時々2個うむこともあります。とはいえたとえ2個うんでも、ちゃんと成長できるのは1羽だけです。卵はだいたい40日ちょっとで孵化し、巣立ちができるようになるのはそれからおよそ2か月後になります。幼鳥の幼羽は2年ほどで成羽へ換羽され、大人のような色になっていきます。

絶滅危惧種?

先程も述べましたが、カンムリワシは絶滅危惧IA類(CR)として、環境省のレッドリストに登録されている鳥です。八重山諸島では、「カンムリワシ一斉カウント調査」など、カンムリワシの数を把握するための調査が行われています。2012年のこの調査においては、石垣島で110羽、西表島で78羽が確認されています。島の開発などの影響が懸念されていますが、実際に生息数の減少などが起こっているのかなどはまだ疑問で、わかっていないことが多いといえます。

カンムリワシの鳴き声

カンムリワシは主に朝の終わりごろ鳴くことが多いです。以下の動画で鳴き声を聞いてみてください。

 

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最後に

いかがでしたか。カンムリワシは八重山諸島の一部しか見られない鳥で、生息数も多くありませんが国民栄誉賞の贈呈品として剥製になるなどしている鳥でもあります。本土で見られないのはやや残念ですね。

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