手乗りで話題・ハチドリってどんな鳥?日本にはいない?

鳥類

あなたはハチドリを知っていますか?どことなく聞いたことあるなあ、って方もいるのではないでしょうか。海外では「手乗りハチドリ」などが話題になったこともあるようです。そういったハチドリとはどんな鳥なのか、今回は調べていきたいと思います。


大きさ、生息域

ハチドリは世界で最も小型な鳥類の一種となります。体重も20g以下となります。軽っ!と思った方が多いのではないでしょうか。キューバにはマメハチドリというハチドリが生息していますが、この鳥は世界で最も小型な鳥となっています。生息域はアメリカ合衆国から中南米の暖かい気候のところとなります。ハチドリは350種類程度がいますが、日本には生息していません

何を食べる?

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では、ハチドリは何を食べているのでしょうか?名前にハチとつくから、ハチのように、花の蜜を吸っているのでは?と思った方がいるかもしれませんね。

ハチという名前の由来は少し違いますが(後述します)、実際に花の蜜がハチドリたちの主食となります。くちばしは、花の蜜を吸うために適した、細長い形状となっています。具体的にどうやって花の蜜を吸っているのかについては次で述べたいと思います。

空中で停止できる鳥

ハチドリは空中で停止することができます。空中でストップできるような鳥は珍しいですよね。どうやって空中で停止するのかといば、55回/秒というとても高速なペースで羽をはばたかせることにより、空中で停止します。最高で80回/秒にまでなるようです。このように羽をはばたかせることをホバリング飛翔と呼びます。

ホバリング飛翔で花の前で停止し、くちばしを花へと突っ込んで花の蜜を吸っています。この姿は一見するとスズメガによく似ています。(スズメガは日本にも生息しています)ちなみにハチドリという名は、飛ぶときにブンブンとハチのような音がすることからハチドリと名付けられました。以下にハチドリが蜜を吸う際の動画を載せておきます。

ハチドリの共進化

あなたは共進化という言葉を知っていますか。高校での生物などで出てくることがあると思います。ハチドリとランの花は、共進化における代表的な例となっています。共進化という言葉を簡単に説明すると、1つの生物が変化したとき、その生物とつながりのある生物がそこで起こった変化に合わせた変化をする、といったような感じです。

では、ハチドリとランの花がどのように共進化したのでしょうか。花粉媒介の効率を上げるため、エサの競争を回避(食い分け)するためにも、同じランには同じハチドリが来るようにしておきたい、という両者の思惑が前提となります。

そこであるランの花からすれば、特定のハチドリが自分の花のところへ来てもらいたい。そのために、そのハチドリが蜜を吸いやすいよう花の形を変えていった。一方そのハチドリも、自分がそのランの蜜を吸いやすいよう、くちばしをそのランの花の形に合わせた形にした、といった感じです。それがさまざまな種のハチドリとランの間で起こった、ということです。難しい話ですね(笑)。進化の過程は昔起こったことなので、諸説ありますがこれが先程述べた通り有名な共進化の説の1つとなっています。

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最後に

鳥の中にも様々なものがいるんだなあ、と改めて感じたのではないでしょうか。日本にいないのが残念ですが、一度見てみたいですね。

 

 

 

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