キビタキについて解説!色や生態は?鳴き声は?

鳥類

あなたは、キビタキという鳥を知っていますか。スズメ目ヒタキ科に属するスズメの仲間の鳥で、漢字では「黄鶲」と書きます。名前に「黄」とつくようにオスが黄色い色をした、非常に綺麗な鳥です。今回は、そういったキビタキについてみていきます。


大きさや生息域、色

大きさは13~14cmほどです。東アジアで繁殖し、夏場はサハリンや日本、中国などの地域で見ることができます。冬場になると東南アジアへ向かい、ボルネオ島やフィリピンなどで越冬します。アラスカやオーストラリアなどで放浪中のキビタキが目撃されたこともあるようです。

先程も述べましたが、オスはキビタキという名前の通り黄色の体色が特徴的です。頭や背中は黒っぽく、白の模様が入り、おなかや顔の部分は綺麗な黄色、お尻のほうになると白色になります。一方メスは地味な色をしており、上部はオリーブっぽい薄茶色、下部は白色をしています。なお、オスが黄色く綺麗な姿になるのは、成熟してからで若いオスはメスと同じような色をしています。

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オスは派手でもメスは地味というのは鳥においてよくあるパターンですが、このキビタキも例外ではありません。基本的に派手な色というのは目立つ、すなわち天敵に襲われやすい、などの負の側面も生じるので、メスまでわざわざそういう色にする必要はないのでしょう。また、若い時にわざわざ派手な色にする意味合いもうすいのだと思います。

なお、キビタキと同じヒタキ科の仲間の鳥にルリビタキという鳥がおり、こちらも日本に生息しています。この鳥はオスが青い色をしていて、こちらも非常に綺麗な鳥です。ルリビタキについては以下のページをご覧ください。

青い鳥・ルリビタキはどんな鳥?色や餌は?鳴き声は?

キビタキの生態や食べ物

キビタキは昆虫などを食べて生活しています。主に林の中に暮らしており、そこにいる蛾などの幼虫、飛んでいる虫といったものなどを餌としています。また、キビタキは縄張りを持つ鳥で、縄張りを主張するために鳴くこともあります。

キビタキの寿命

キビタキの寿命の情報はいまいちつかめませんでしたが、ほかのスズメなどの寿命などから推測するとせいぜい数年程度だと思います。

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キビタキの鳴き声、さえずり

「ピピッ」「ヒッヒッ」「ピリリッ」といった感じで鳴きます。以下の動画で鳴き声を聞いてみて下さい。

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最後に

いかがでしたか。成熟したオスは非常に鮮やかな黄色をしていて美しいです。野生で暮らす姿を見てみたいですね。

 

 

 

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