チベットスナギツネを解説!生態や顔は?動物園では?

      2017/11/24

あなたは、チベットスナギツネというキツネを知っていますか。カルピスのCMに登場し、ゲーム「けものフレンズ」のキャラクターにも登場している生き物で、最近知名度が上がってきています。一方で、実際どのような動物なのかはよく知らない方が多いのではないかと思います。ここでは、このチベットスナギツネについて解説していきます。

大きさや外見の特徴

 

チベットスナギツネの体長は60~70cmほど、しっぽの長さは29~40cmほどです。体重は4~5.5kgほどになるとされています。

チベットスナギツネの特徴の1つが、まるで無の境地に達したかのように見える渋い表情です。上の動画の1:00前後を見て頂くとよくわかると思います。この何とも言えない表情が、人気の理由ともいえます。

動画で分かると思いますが、顔は四角っぽく見えます。これは、ひだ状になっている襟部分が影響しているようです。

チベットスナギツネの生息域

チベットスナギツネは中国西部のチベット高原やラダックの高原地帯、ネパールといった地域に生息しています。比較的乾燥した地域に生息していて、主に標高3500m以上といった標高の高い場所で暮らしています。

チベットスナギツネの生態

食べ物

チベットスナギツネは動物食で、最も食べているのはナキウサギの仲間であるPlateau Pikaと呼ばれているウサギです。他にもモルモットなどの齧歯類やトカゲ、昆虫などの生き物を餌として生活しています。また、チルー(チベットカモシカ)やジャコウジカなどの死骸(死肉)を食料として利用することもあり、食べる食べ物の範囲は広いようです。

チベットスナギツネはヒグマと片利共生の関係にあるとされ、ヒグマがナキウサギを掘り起こし、そのウサギが逃げているところを狩るという方法をとったりもします。基本的には単独で生活し、狩りは昼間に行います。

繁殖形態、子育て

ペアを形成し、2か月弱の妊娠期間を過ぎると子供が生まれます。1回につき3~6匹の子供がうまれます。上で基本的には単独行動すると述べましたが、メーティングを終えたペアの場合はそのあともしばらく一緒に居り、狩りなども一緒に行うこともあるようです。子どもは8~10か月ほど親の元で過ごします。

動物園で見れる?

チベットスナギツネが見られる動物園は、調べた感じだと日本国内には無いようです。海外の動物園に範囲を広げればいると思いますが、日本国内でこのチベットスナギツネをお目にかかる機会ほぼないのではないでしょうか。

チベットスナギツネの寿命

寿命は8~10年ほどとされています。しかし実際のところは5年程度で死んでしまう個体が多いようです。

生息数は?

IUCNにはLeast Concern(LC、低危険種)としてリストされています。そのため現状絶滅の心配は特にありません。

狩猟の対象になることもなくはないですが、もともと利用価値は高くないため数は少なく、あまり影響はないようです。一方で、現地では獲物であるナキウサギが毒によって駆除されているため、このことがチベットスナギツネに影響を与えるのではという懸念もあるようです。

最後に

チベットスナギツネの渋い表情には、どことなく愛嬌を感じます。日本で実物が見れないのは残念ですね。

 

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