金魚の生息地や歴史を紹介!ルーツは?野生にはいない?

ペットとしての魚の中では最も一般的な魚の1つである金魚ですが、自然界でどこにいるのか?あるいはそもそも自然界に存在する種なのか?と問われると見当がつかない方も多いのではないでしょうか。ここでは、金魚の原産地や、それに関連する話として、金魚がどこでつくられた種類なのか、金魚の歴史に関して調べてみました。

 


金魚は自然界にはいない?

そもそも論の話になりますが、金魚は自然界に存在するのかというと、厳密に言うと存在しません。というのも、金魚は人の手で改良されてつくられた魚で、もともと自然界には存在しないのです。

人間が放した個体が野生化することがあるので、そういった金魚が野生にいる場合はありますが、本来日本も含め、自然界にはいない魚となります。そのため金魚の生息域、あるいは生息地はどこですか?と問われても、具体的にどこだとは言えないことになるでしょう。

たとえ人間が放しても、金魚は野生で生活するには適したとはいえない形をしており、野生のフナの形に戻ってしまう傾向にあるようです。

どういった魚が改良された?

では、金魚はどのような魚がどこで改良されてつくられたのでしょうか。金魚はフナの仲間で、コイ目フナ科に分類される魚です。なのでフナの仲間の改良種となります。

最近のDNA解析の結果、このフナの仲間はギベリオブナと呼ばれるフナであることがわかりました。このギベリオブナは東アジアに生息するフナで、日本のフナで言うとギンブナが近い種類で、日本にはもともといなかったのですが、現在は移入されたものが生息しているようです。

金魚はこのギベリオブナの突然変異であるヒブナを改良した種類になります。ヒブナはギベリオブナの中でも突然変異を起こしたもので、金魚のようなオレンジ色をしています。

このヒブナの金魚への改良は主に中国で行われたとされています。なので、金魚は中国原産の魚で、おおもとをたどれば中国の魚へとたどり着くことになります。

ヒブナとは?

名前だけ聞くとフナの小さいバージョンか何かに聞こえますが、ヒブナは黒い色素を持たないという突然変異を起こしたフナのことです。

黒い色素を失ったため、黄色やオレンジ色といった、まさに我々がイメージする金魚に近い色になっています。このようなヒブナをさらに改良していったのが金魚となります。

日本に入ってきたのはいつ?

日本に一番最初に入ってきたのは、室町時代だとされています。もっとも当時は飼育技術がまだまだだったので定着には至らず、本格的に養殖が始まったのは江戸時代になってからでした。

金魚が日本に入って以降は日本原産の品種も多くつくられ、尾びれが長く頭部に肉瘤をもつ「東錦」、背びれがないことが特徴といえる「らんちゅう」など様々な品種が日本でつくられています。

金魚の飼育法に関しては、以下のページを参照してください。

金魚について解説!飼育法、餌、寿命は?どんな色がある?

スポンサーリンク

最後に

金魚は本来生息しておらず、おおもとをたどれば中国のフナへと行きつきます。中国で改良されたフナが日本や欧米などにも伝わり、それぞれの地域で独自に品種改良され、その土地原産となった金魚も多くいます。

スポンサーリンク