ピラルクについて解説!大きさは?飼育できる?危険?

魚類・甲殻類

ピラルクは、アロワナ目アロワナ科ヘテロティス亜科に属する、世界最大の淡水魚の1つです。アラパイマ(Arapaima)等と呼ばれることもあります。生きた化石とも呼ばれ、古代魚の1つでもあります。今回は、そういったピラルクについて調べていきたいと思います。


大きさや生息域

ピラルクは2mを超えることもある大きさをもつ魚で、例外的なケースだと2.5m、体重は100kgを超えることもあるほどです。最大の大きさには諸説がありますが、今まで記録された中で最大の長さになるのは4.5mほどのもの、重さは200kgほどのものになります。乱獲のせいもあってか、今では2mを超えるようなピラルクは野生で見ることは少なくなっています。アマゾン川の流域などに生息しています。

ピラルクの生態

ピラルクの食べ物

ピラルクは肉食です。自然界では魚や甲殻類、岸辺を歩いているような小さな哺乳類などを食べています。

ピラルクの繁殖

ピラルクのライフサイクルは季節的氾濫に影響されます。繁殖するときは、体の色に少し変化が見られるようです。水位が低いとき、或いは上昇を始めたときに卵を産みます。ピラルクは幅50cm、深さ15cmほどの巣を作ります。水位が上昇すると、卵が孵化します。

人間との関係

ピラルクは様々な形で人間とのかかわりがあります。ペットとして飼育されたり、水族館で飼育されたりもしています。

ピラルクの舌は、南アメリカでは医療的な価値があると考えられています。そこではピラルクの舌はガラナという木の樹皮と混ぜ、水に溶かしたものを服用すると、回虫などを殺すことができるとされています。

ピラルクの肉は珍味とされています。アマゾンでは、ピラルクの肉に塩を振って乾かし、巻いて結びつけて腐ることなく保存されます。また、「アマゾンのタラ」として言及されたりもしています。

ピラルクは危険?

ピラルクは人を襲ったりすることはありません。大型の魚であることに変わりありませんので、人が確保しようとするときなどは、全く危険でないとは言えないかもしれません。また、水面から飛び出してきたピラルクにぶち当たった船が転覆するなどの可能性もあるようです。

ピラルクの寿命

寿命はだいたい15年ほどになるようです。

ピラルクは飼える?

ピラルクは人気の高い古代魚で、ペットとして飼育されることもあります。とはいえ、ピラルクは成長すれば2mにもなるような魚なので、一般家庭で飼育するのは難しいと考えてよいでしょう。飼育するなら数mの大きさの水槽が必要です。そのような水槽を家の中で設置しようとすると、補修工事が必要なこともあるかもしれません。外で大きなスペースがあるなら飼育も可能だと思いますが、日本の一般的な家庭だと成長後の大きさを考えればピラルクの飼育は難しいです。

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最後に

世界最大級の淡水魚であるピラルク。大きくなるので、軽い気持ちで飼育すると後が大変なのでスペースを用意できるかしっかり考えてください。

 

 

 

 

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