ガラパゴスゾウガメの大きさや寿命は?動物園で見れる?

あなたは、ガラパゴスゾウガメを知っていますか。リクガメ科リクガメ属に属するリクガメの仲間で、独自の進化を遂げた生き物が多くいる事で有名な、ガラパゴス諸島にいるゾウガメです。今回は、このガラパゴスゾウガメについて調べていきたいと思います。


大きさや体重、生息域

リクガメ科最大種とされています。記録された中で一番大きい個体は、体重400kgを超え、体長は1.87mほどに達するようです。大型の亜種であれば、体重はオスで300kg前後、メスで150kg前後にまで達します。しかしながら、大きさはどの島にいるのかによって差があるようで、100kgに満たないものもいます。

ガラパゴスゾウガメは名前の通り、ガラパゴス諸島の固有種です。ガラパゴスはエクアドル領で、大陸と陸続きになった歴史のない諸島です。そのため独自に進化した動物が多いことで有名で、ガラパゴスゾウガメもその1つです。

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ガラパゴスゾウガメの食べ物

植物食で、サボテンや草、葉、地衣類、果実などを食べています。彼らは水分のほとんどを露や樹液などから補給しているため、水なしでも6か月以上生きることができます。体内の脂肪を分解すると、副産物として水が生じ、飲まず食わずでも1年ほどまで耐えることができます。また代謝が非常に遅いことも特徴です。

天敵はいる?

ガラパゴス諸島は肉食の大型ほ乳類が生息しておらず、大人になってしまえば天敵はほとんどいません。とはいえ、幼体にとっては同じくガラパゴス諸島固有種であるガラパゴスノスリのような生き物や犬などの人間が持ち込んだ哺乳類が天敵になるようです。

ガラパゴスゾウガメが見られる動物園

ガラパゴスゾウガメは一部の日本の動物園でも見ることができます。ガラパゴスゾウガメが見られる動物園は、恩賜上野動物園(東京都)とiZoo(静岡県)の2つです。恩賜上野動物園では「タロウ」と「カメ吉」の2匹のガラパゴスゾウガメを見ることができます。一方iZooでは「ラック」という名前のガラパゴスゾウガメを見ることができます。

ガラパゴスゾウガメの寿命

ガラパゴスゾウガメの寿命は100年以上とされています。リクガメの仲間は長生きなものが多く、人間では考えられないほど生きたものもいます。カメの寿命のページも参照してください。

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最後に

日本では3頭のみ飼育されているガラパゴスゾウガメ。1年近く何も食べなくても生きられるのは驚きです。

 

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