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今回は『カナヘビの飼育法を解説!餌は?寿命は?産卵は可能?』というテーマでお送りしていきます。
カナヘビは、トカゲの仲間で日本では身近に見られる種類です。
ヘビという名前がついているため、ヘビの1種なのかと思う方もいるかもしれませんが、実際はヘビではなく、ニホントカゲによく似た姿(ただし、尾が長いです)をしています。
今回は、このカナヘビについて飼育法などを紹介していきます。カナヘビの飼育や生態などに興味がある方は是非、参考にしてください。
カナヘビの種類
カナヘビ科の生き物はアフリカ、ヨーロッパ、アジアなどにたくさんの種類が棲んでいますが、我々が目にするのは基本的にはニホンカナヘビというカナヘビです。
このニホンカナヘビは日本の固有種になります。
※以下においては、単にカナヘビといった場合はニホンカナヘビのことだと思ってください。
なお、日本には南西諸島などの一部地域にほかの種類のカナヘビがおり、結果的に6種類のカナヘビが日本にはいることになっています。このカナヘビの大きさはだいたい20cm前後になります。
カナヘビの餌
カナヘビは基本的には動物食で、自然界ではほかの昆虫などを餌としています。(ただし、まれに果実などを食べることもあります)
飼育下では、基本的にはペットショップで売られているコオロギやミルワームのような餌を利用すればOKです。
大きさはだいたい頭の半分ぐらいがよいようです。コオロギの成虫だと少し大きすぎるかもしれません。
餌やりの頻度としては幼体であれば2日に1回、成体であれば週に1~2回程度で十分です。ミネラル、ビタミンなどの栄養添加剤を加えてやるとベターです。
カナヘビの飼育法
入れ物は昆虫用のプラケースを用いるか、ガラス水槽などを用います。
床材には爬虫類用の床材、あるいは園芸用の赤玉土などの土を用います。床材を適当に敷いたのち、あとは適当に植木鉢のかけらなどを用いて隠れ場所などをつくってあげます。
また、カナヘビは日光浴が必要な生き物です。
爬虫類用のバスキングランプをセットするか、あるいは時々日に当ててやり日光浴の時間を設けるなどしてください。
また、霧吹きをこまめにするか、水入れを用意するかして、新鮮な水が飲めるようにしてあげてください。
繁殖について
カナヘビの産卵時期は春から夏ごろになります。
同時期に交尾しますが、交尾したメスの場合、オスによるV字型の噛み痕が残ることが多いです。
交尾が済んだメスであれば、繁殖にチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。産卵させるには、床材を底からしっかり湿らせておき、そのうえに隠れ家を乗せてやれば準備はOKです。
白い卵が見つかれば、湿らせた床材を入れたタッパーなどの容器に移して孵化を待ちます。孵化すれば、極小サイズのコオロギなどを与えてやって下さい。
冬眠について
カナヘビは自然界では、冬になると冬眠します。
とはいえ飼育下ではヒーターなどで加温して冬眠はさせずに飼育させたほうがいいと思われます。
というのも、飼育下で冬眠させてしまうとカナヘビのおなかの中に残っている糞が腐り突然死を起こす可能性があるのです。あるいは冬が近づいたら野外へ逃がしてやるのもありでしょう。
カナヘビの寿命
カナヘビの寿命は約7年ぐらいです。4,5年ぐらい生きる場合もあれば、9年ほど生きる場合もあります。
最後に
今回は『カナヘビの飼育法を解説!餌は?寿命は?産卵は可能?』というテーマでお送りしていきます。
カナヘビは日本の生き物で飼育も容易なので、興味のある方は試してみてください。
お子様と一緒に飼ってみても面白いと思いますよ!