モロクトカゲの生態を解説!食べ物は?動物園で見れる?

モロクトカゲは、トカゲ亜目イグアナ下目アガマ科に分類されるトカゲの仲間で、体中にトゲを持つ変わった形が特徴的なトカゲです。ここでは、このモロクトカゲについて調べてみようと思います。


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大きさや外見の特徴

 

体長は15cmほど、最大で20cmほどまで達する比較的小型のトカゲです。最大の特徴は、体の上半分を覆う鋭いトゲです。この棘は後で述べるように天敵から身を守るのにも役立っています。一般的にメスのほうがオスより大きくなります。

モロクトカゲの体色は生息域である砂漠などにおいてカモフラージュするのに適した色になっています。また、気温が低いときには色が濃くなり、高いときには色が薄くなる傾向にあります。また、首のあたりには天敵から襲われそうになった際に用いる、まるで頭に見える構造があります。なおこの「偽の頭」は軟組織でできています。

モロクトカゲの生息域

モロクトカゲはオーストラリア固有のトカゲで、オーストラリアの西部~中部にかけて広く生息しています。その中でも砂漠や乾燥した低木林などの場所に棲んでいます。

モロクトカゲの生態

護身術

モロクトカゲは堅く鋭い棘を持っていますが、この棘は天敵から身を守るのに役立っています。というのも、棘があるため肉食の動物たちにとってモロクトカゲを飲み込むのは難しく、そのため天敵はモロクトカゲを襲うのをためらうようになります。

もしほかの動物から襲われそうになった時には、頭をかがめて両前足の間の部分まで下げる行動をとります。これにより、首付近にある前述した「偽の頭」が現れるようになっています。

モロクトカゲの食べ物

モロクトカゲは主としてを食べて暮らしています。1日に何千もの数の蟻を食べることもしばしばです。

モロクトカゲは乾燥した場所にいるため、水分を摂取するのは大変です。モロクトカゲは夜に皮膚の上でしずくを凝集させることによって水分を得ているといわれています。皮膚の上で凝集されたしずくは、棘と棘の間にある吸湿性が高い溝のような箇所を経由して口へと集められます。

もちろん数少ない恵みである雨が降ると、同じ溝を通して体中についた水を口へと集めます。この水を集める機構は、植物が水分を吸い上げる現象に代表される、細い管の間を水分が上昇していく現象である毛細管現象と呼ばれる現象に由来しています。

モロクトカゲの繁殖

メスは9~12月ごろ(日本とは季節が逆なので春から夏)に3~10個ほどの卵を産みます。卵は地下にある巣穴に産まれます。卵は3~4か月ほどで孵化しますが、鳥などの天敵によって食べられてしまうこともあります。

モロクトカゲの寿命

モロクトカゲの寿命は15~20年程度です。

動物園で見れる?

現状、モロクトカゲを見れる動物園は日本にはなさそうです。ジャパンレブタイルズショーと呼ばれるショーで限定的に展示されたことはあるようですが、基本的に日本で見ることはできないトカゲだと考えられます。

また、爬虫類ファンの方でモロクトカゲを飼育してみたいという方もいるかもしれませんが、飼育に関しても流通しておらず、加えて餌が蟻であるなど飼育難易度も高そうで、一般的には行われていません。そもそも論としてオーストラリアが野生の動物の輸出を規制しているため、今後飼育できるようになることも考えにくいものがあります。

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最後に

モロクトカゲは一見怖そうな姿をしたトカゲですが、その姿には天敵から身を守ったり、生きていくための様々な工夫が集約されています。

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