クワガタの幼虫の飼育法を解説!餌や育て方は?

カブトムシ・クワガタ

飼っていたクワガタムシが卵を産んだ、そんな時の喜びはひとしおですよね。ただそのあとは、新たに幼虫飼育に対する準備をしなければなりません。あるいは幼虫を購入した、という場合もあるかもしれませんね。今回は、クワガタムシの幼虫の飼育法について解説していきたいと思います。


クワガタの幼虫の餌は?

クワガタの幼虫を飼育する場合、与えるエサは主に2つに大別されます。1つ目は発酵マット、2つ目は菌糸ビンとなります。では発酵マットと菌糸ビン、どちらを用いればよいのでしょうか。これは種類によるのですが、基本的に発酵マットはどの種類にも使えますが、菌糸ビンは使えない種類も多いです。以下において、主要なクワガタムシに関してどちらの餌を用いるべきか解説していきます。

オオクワガタ、ヒラタクワガタ(ドルクス属)

オオクワガタやヒラタクワガタには菌糸ビンが用いられる場合が多いです。とはいえ発酵マットでも飼育できないわけではありません。サイズはどちらが大きくなるのか、といえば菌糸ビンか発酵マットかというよりは温度管理や菌糸、マットのによるといえます。

コクワガタも同じドルクス属に属しますが、外国産や離島産ならまだしも一般的なコクワガタは希少性が低くわざわざ高い菌糸ビンや質の良い発酵マットが使われている印象はあまりありません。

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ノコギリクワガタ

彼らも同じように菌糸ビン発酵マットどちらも飼育可能ですが、ドルクス属に比べると発酵マットが使われている印象があります。菌糸ビンは値段がはることもあり、発酵マットでの飼育で十分だと思います。海外産のフタマタクワガタなども同じような感じです。

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタはこれまでの種とは違い、菌糸ビンでの飼育は不可能です。後でも述べますが、使用する発酵マットの種類もほかのクワガタとは少し違います。同じようなクワガタとしては離島あるいは海外産になりますがマルバネクワガタツヤクワガタなどがあります。

菌糸ビンの種類

菌糸ビンの菌糸にはヒラタケやオオヒラタケ、カワラタケなどの種類があり、またメーカーによって作り方や質などに差があります。こだわりがなければ特に選ばなくても普通に売られているものでいいと思います。なお、菌の種類は特に選ばなくても、たいていの場合は影響はありませんが、外国産のタランドゥスオオツヤクワガタやオウゴンオニクワガタはカワラタケの菌糸ビンでないと飼育できません。

発酵マットの種類

クワガタの幼虫を飼育するのに利用するマットは、クワガタ幼虫用として売られているようなものであれば、拘りがなければOKでしょう。ただホームセンターで売られているような木を砕いただけのような白っぽいものは避けたほうがいいでしょう。なおミヤマクワガタの場合、産卵させるときと同様発酵の進んだカブトマットを使用する必要があります。

容器は何を使う?

幼虫を飼育する場合、基本的に初齢幼虫など生まれたての幼虫はプリンカップに入れ、その後飼育ビンに入れることになります。プリンカップやビンにおいては1匹ずつ入れるのが基本です。ビンの大きさに関しては、成虫になったときのサイズによって変えればいいです。

オオクワガタにおいては、オスは1200~1300、メスは900ccぐらいかなと思います。とはいえ飼育ビンのサイズは厳密に決める必要は皆無なので気にする必要はあまりないでしょう。とはいえ大型の種類を小さすぎるビンに入れたりするのは避けてください。ミヤマクワガタのような種類は、ビンではなく飼育ケースで飼ったほうがいいでしょう。

日常の世話

日常の世話としては特にありませんが、乾燥には注意してください。また菌糸ビンは白い部分が1/3~1/4ほどになったら新しいものに交換します。発酵マットは交換のタイミングが難しく、明確な基準はありません。幼虫の食い跡が目立ってきたら交換といった感じです。どちらも交換の目安は3か月に1回程度になります。

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最後に

いかがでしたか。育てた幼虫が蛹を経て成虫になる過程は感動的です。あなたも頑張って飼育してください。

 

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