逃げない鳥!?ハクセキレイ!生態や餌は?鳴き声は?

   

ハクセキレイは、スズメ目セキレイ科に分類される鳥です。市街地でも観察できることがある鳥で、かつては日本の北部でしか観察できませんでしたが、最近になって分布を広げ、現在では東日本においては普通種になっています。今回は、ハクセキレイについてみていきたいと思います。

大きさや生息域、種類

日本のハクセキレイは体長は20cmちょっとで、ハクセキレイの亜種の中では大型です。日本で見られるハクセキレイはタイリクハクセキレイというものの亜種の1つです。単にハクセキレイという場合は、この亜種のことを指します。タイリクハクセキレイはユーラシア大陸全域とアフリカの一部に生息していて、日本のものもふくめ11亜種が知られています。

日本で見られるのは基本的にはハクセキレイで、本州以北に分布します。以前は東北地方辺りまでしかいなかったようですが、最近は分布を広げていったようで、普通種になっています。なお、西日本では中国や朝鮮半島のあたりに分布するホホジロハクセキレイが見られることもあります。他にもシベリアハクセキレイなどのいくつかの亜種が日本で観察されていますが、見ることができるのは基本的にはハクセキレイとホホジロハクセキレイになるのではないでしょうか。

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ハクセキレイの餌

ハクセキレイは主に昆虫やミミズなどを捕まえて食べることが多いです。畑に発生する害虫を食べてくれるということで、益鳥として扱われたこともありました。一方で、人間が与えたパンをちぎったものなんかを食べている姿も観察されています。

飼育は可能?

セキレイ類の人工飼育はなかなか難しいところがあるようで、人工飼育に関してはあきらめたほうが無難だと思われます。なお、雛を保護した場合も、まずは外に出しておいて親鳥が迎えにくるのを待つのがベストです。

餌に関しては上で述べた通り昆虫類やミミズなどになるので、それらを取ってきて与える必要があります。雛を保護したりした場合、親が迎えに来なければ、とりあえずすり餌や昆虫のようなものを与えながら飼育してみてもいいかもしれませんが、それでもちゃんと野生で生活できるように育つかといえば別問題で、難しいところが多いのではないでしょうか。なので自然界では生きれない子だとして諦めるしかないかもしれません。

ハクセキレイは逃げない鳥?

ハクセキレイは人をあまり恐れず、人が数m近づいたところであまり逃げようとしません。さすがに1mぐらいまで近づくと逃げるようですが、それでも遠くまで飛び立ったりはしないようです。

というのも、ハクセキレイはもともと警戒心が薄い鳥です。加えて言えば、人間に害を及ぼす鳥ではなく、人間が彼らに危害を加えることもあまりなかったため、彼らの人間への警戒心が薄らいだ、などといわれます。民家の近くにも巣をつくったり、なかなか人懐っこい鳥です。

ハクスキレイの生態

彼らは群れをつくることはなく、冬場は単独行動、夏場もつがいで行動します。縄張りを持つ鳥で、人懐っこい面とは裏腹縄張り意識が強いようです。その縄張り意識のせいか、ガラスにとまったとき、ガラスに映る自身を他個体だと勘違いしてつついたりすることもあるようです。

雛の巣立ちまでの期間

枯草などを用いて巣をつくります。民家の隙間などに巣をつくることも多いです。そして初夏ごろに卵を産みます。2週間ぐらいで抱卵期を終え孵化し、雛はもう2週間ちょっとで巣立ちします。

ハクスキレイの鳴き声

「チュチン」といった感じで鳴いています。以下の動画で鳴き声を聞いてみてください。なお、飛んでいるときは「チチチッ」といった感じで鳴きます。

 

最後に

人間への警戒心も薄く、かわいい鳥です。見かけることがあれば、少し足を止めて観察してみるとおもしろいかもしれませんね。

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