トンボにはどんな種類がいる?日本で見れるトンボを紹介

ご覧頂きありがとうございます。

今回は『トンボにはどんな種類がいる?日本で見れるトンボを紹介』というテーマでお送りしていきます。

トンボというと、やはり日本人にとってなじみの深い昆虫ですよね。

有名なのは秋の風物詩にもなっている赤とんぼ等がありますが、トンボは実は様々な種類がいます。

博士
今回は、日本で見ることのできる様々なトンボを紹介していくよ。

あなたはいくつ知っているかな?

 


オニヤンマ

日本のトンボの中では最大のトンボで、全長は10cmを超えるものも多いです。

黒色の体に黄色の縞がはいっており、緑色の眼は特徴的です。

トンボは肉食で、飛翔している昆虫を捕らえて食べたりします。オニヤンマはあのスズメバチでさえとらえて食べてしまうこともあり、巨体に似合うハンターぶりを発揮しています。

博士
オニヤンマはアブやハチを捕らえて食べることもあるぐらい、トンボが食べるとは思えない大きなムシでも捕えて食べてしまうことがある。

それだけ顎の力も強くて、噛まれると出血することもあるから虫取りで採ったときは念のため気を付けてね。

シオヤアブやオオスズメバチといった獰猛な昆虫を捕らえて食べることまであります。もっともこれらの昆虫に関しては、逆に捕らえられたという例もあるようですが。

関連記事:スズメバチも恐れる?シオヤアブ!生態は?刺すから危険?

日陰になり、涼しい水辺などに生息しています。開発によって生息地が減少しているイメージがあるかもしれませんが、ほかのトンボに比べると影響は比較的少ないようです。

 

ギンヤンマ

~ヤンマ、とつくトンボの中でも、よく見かける種類です。

オニヤンマよりは小さいですが、全長7cmほどになる大型のトンボです。

名前からして灰色のトンボなのかと思うかもしれませんが、頭、胸の部分は緑色、腹の部分は黄色と黒の2色で構成されています。

オスとメスを見分けるには、胸と腹の境界部分を見て目立った水色があればオス、なければメスとなります。

 

<オスとメスの交尾画像>

出典:https://ja.wikipedia.org
博士
どっちがオスで、どっちがメスかわかるかな・・・?。
クリ太
左がオス・・・だよね?
博士
その通り。ちなみに右側のメスはお尻を水中に突っ込んでるよね。

このメスはオスに繋がったまま産卵しているんだね。

 

アキアカネ(赤とんぼ)

全長は40mmほどで、赤い体が特徴的です。成虫になって少しすると高い山へと移動をはじめます。

6月ごろヤゴから成虫となりますが、アキアカネは暑い夏は苦手なので、羽化して気温が上がっていくにつれ、涼しい高山など山の中へ移動していきます。

夏は比較的涼しい高い山の中で過ごし、秋になると平地や低い山へと再び下りてきます。降りてくる間に、体の色はオレンジ色から綺麗な赤へと変化します。

そして交尾や産卵を行い、11月~12月ごろまで生きます。

<赤く変色する前のアキアカネ>

出典:http://albireo190.blog.so-net.ne.jp

 

人間との結びつきも大きく、「夕焼け小焼けの赤とんぼ~」の歌いだしで始まる童謡「赤とんぼ」はご存知の方が多いのではないでしょうか

。様々な言い伝えも残っており、捕まえると災いが起こるという伝説も各地で残っています。また、これとは矛盾するようですが解熱剤として利用されることもあります。

博士
俗に赤とんぼといわれるトンボは、このアキアカネであることがほとんどだね。

実は赤とんぼは、ずっと体が赤いわけじゃなくて、秋に平地に下りてくるころにあの綺麗な赤色になるんだ。

 

シオカラトンボ

最も身近なトンボの1つで、黒色と青っぽい灰色の2色で構成される体が特徴的です。

この体色を塩に見立ててシオカラトンボという名前が付きました。一方メスは黄色っぽい色をしており、その色からムギワラトンボという別名がついています。オスも未成熟な場合メスのような色になります。

<ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)>

出典:https://ja.wikipedia.org

体長は5cm強で、主として低地に棲むため我々の周りでもよく見られるトンボです。

成熟したオスは綺麗な色をしているので、すぐにわかると思います。

 

イトトンボ

イトトンボはイトトンボ亜目に分類されるトンボの総称です。腹の部分が糸のように細く、前後の翅の大きさが等しいなどの特徴があります。

水辺近くに多く生息しており、飛び方もゆったりしていてあまり水辺付近を離れることもありません。

イトトンボに関しては、詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:イトトンボを解説!生態やヤゴの飼育法、種類は?越冬する?

 

ウスバキトンボ

出典:http://photozou.jp

世界の広範囲に分布するトンボです。

体長は5cmほどで、赤とんぼと混同されることもありますが、体は黄色~オレンジ色でアキアカネ(赤とんぼ)とは別種です。

8月~9月ごろによく見られますが、寒さに弱いため冬が近づくとみることはできなくなります。

 

ショウジョウトンボ

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メスは茶色ですが、オスは眼まで全身真っ赤な体色をしていてとても見ごたえのあるトンボです。体長は5cm程度となり、アキアカネよりは少し大型になります。

攻撃的なトンボで、オスは単独で縄張りを持つなどしています。

クリ太
おお、カッコいい。俺、このトンボが一番好き!
クリ子
全身真っ赤だね。ちょっと派手過ぎるからアキアカネが私には一番かな。
博士
因みにメスはこんな感じだよ↓。

派手な鳥のメスによくあることだけど、メスは結構地味な色をしているよ。

<ショウジョウトンボのメス>

出典:https://ameblo.jp
クリ子
あら、かわいい。
クリ太
う~ん・・・やっぱりオスのほうがカッコいいね。

 

ノシメトンボ

 

出典:http://photozou.jp

~アカネという名前ではありませんが、アキアカネと同じアカネの仲間に分類されます。体長は45mm程度で、色もごく普通といった感じですが、オスは成熟するとややが入ります。

贈答品等につける熨斗(のし)目模様に似ていることからこの名前がつきました。

地方によってはクルマトンボなどと呼ばれることもあります。

<成熟したオス>

出典:https://ja.wikipedia.org

 

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最後に

今回は『トンボにはどんな種類がいる?日本で見れるトンボを紹介』というテーマでお送りしてきました。

すべてを挙げることは難しいのですが、トンボはこれ以外にも種類は多くいます。

真っ赤なショウジョウトンボなど、こんなのがいるのか!というものも多いですね。

あなたもトンボを見かけたときには、どの種類かな?などとと考えてみると面白いかもしれませんね。

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