ダンスを行うオーストラリアのクモ・クジャクグモを紹介!

その他小さな生き物

あなたはクジャクグモ(ピーコックスパイダー)を知っていますか。オーストラリアに生息する綺麗なクモですが、日本人にはほとんどなじみのないクモだと思います。私の場合、yahooの検索エンジンでクジャクグモと検索したら、コガネグモと検索したとみなされました(笑)。そのことが馴染みのなさを物語っている気がします。

しかしこのクモは、私たちがふだん思い浮かべるクモとは全く違った印象を与えてくれるようなクモです。わたしたちのクモへのイメージを変化させてくれるような、かわいい姿をしています。またそのクモたちの生態もなかなかおもしろいものがあります。こういったクジャクグモについて、今回は調べてみようと思います。


クジャクグモのダンス

あなたは、クモがダンスをしている姿を想像できますか?おそらく大半の方が想像できないのではないでしょうか。しかしクジャクグモのオスは、メスを見つけるとダンスを始めます。クジャクグモがダンスをする様子を捉えた動画を以下に載せておきます。是非ご覧になってください。

 

では、なぜクジャクグモのオスは、このようなダンスをするのでしょうか。メスを見つけてダンスをすることからも、求愛の為だと考えられますね。実際に、メスがオスに興味を示すと、オスはダンスをストップさせ、行ったり来たりしながら歩き回ったりします。その一方でオスがメスが気に入っていないところでダンスを続ければ、攻撃されて殺され、そして食べられてしまう場合もあります。

実際のところは、正確にはまだまだ分かっていないことも多くあるようです。アメリカのNATIONAL GEOGRAPHICというところの2015年12月1日の記事においては、およそ次のようなことも書かれています。

  • 64ペアのクジャクグモを用いた実験を行ったが、メスがオスの求婚ダンスを好んだのは16ペアにおいてのみだった
  • ダンスに比べて、外見のほうがオスがメスを惹きつけるうえで重要な要素だ(ダンス:外見=1:2とされています)
  • だとすれば、なぜ最初このような派手なダンスを行うのか、またどのような色彩のパターンがメスに好まれるのか、といったことが疑問が残る

その記事では、最後にオスのメスへの求愛はオスにとって生死を分ける義務であることは明らかだ、といった内容で締めくくられています。ダンスが気に入られなければ殺される。命がけですが、自らの子孫を残すためにオスたちも必死なのですね。

クジャクグモの生息域

先程も述べた通り、クジャクグモはオーストラリアなんかに生息しています。世界の中でも限られた場所にしか住んでおらず、もちろん日本には生息していません。

クジャクグモの大きさや外見

では、クジャクグモはいったいどのくらいの大きさをしているのでしょうか。クジャクグモのサイズは、だいたい5mm以下となります。本当に小さなクモですね。

その一方で動画でも確認できますが、オスは非常にカラフルな色をしています。本当にクモなの?と思うような色ですね。小さくてカラフルなその姿を見れば、私たちが普段目にするクモとは全く違った印象を持つのではないでしょうか。

その姿から”kittens with too many legs”(足が多すぎる子猫)などさまざまな形で形容されています。一方で、メスはオスのような派手な色はしておらず、灰色で地味な姿をしています。

スポンサーリンク

最後に

いかがでしたか。非常に小さなクモですが、非常におもしろい求愛ダンスを行うクジャクグモ。分かっていないこともありますが、その生態は非常に興味深いですね。

 

 

 

 

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました