メガマウスについて解説!大きさや生態は?地震の前兆?

魚類・甲殻類

あなたは、メガマウスというサメを知っていますか。、ネズミザメ目メガマウスザメ科に属し、我々がイメージするサメとは少し変わった、古風な感じがするサメです。普段見ることはあまりないサメで、目撃例も少ないです。今回は、このメガマウスについて調べてみたいと思います。


メガマウスの形態や生態

大きさや生息域

メガマウスは大型のサメで、5.5mほどまでは成長するとされています。オスの大きさは4mほど、メスの大きさは5mほどになります。メガマウスという名前の通り、口が非常に大きく(幅1.3mにも達する)、小さな歯、広く丸い鼻ももっています。若いメガマウスは、シャチのような生き物と間違えられることもあるようです。

大きな口には発光器を備えていて、えさであるプランクトンや小魚をおびき寄せるために使うといわれています。この発光器はオスメスともに備えていて、ほかのメガマウスを区別するための手段として使うとも考えられています。メガマウスは熱帯や温帯の深海に生息しています。

By FLMNH Ichtyology – FLMNH Ichtyology, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=38042352

 

メガマウスの行動

1990年、4.9mのオスのメガマウスがアメリカのカリフォルニアのデイナポイント付近で捕獲されました。その個体に無線タグをつけて放したところ、昼間は120~160mほどのところを泳ぎ、夜は浅いところまで浮上してきていました。また、2009年にメガマウスが捕獲されたのは、水深200mほどのところだったようです。

そのためかメガマウスはこのように昼間は水深100m台のところを泳いでいて、夜は浅いところへ来るとされているようですが、発見例も少ないため何とも言えない部分もあるのではないでしょうか。なお、泳ぎのスピードは遅く、1.5~2.1km/hほどと記録されています。

日本にいる?

メガマウスは世界でも目撃例が少なく、60ほどの目撃例しかありません。そのうちの十数例は日本でのものです。日本近海にも生息していると考えていいと思います。

メガマウスは地震の予兆?

これまでの日本でメガマウスが出現したとき、その1、2ヶ月経った後地震が起こるということが何度もありました。阪神大震災の前には福岡県でメガマウスが出現、東日本大震災の前では三重県で出現しています。場所が違うじゃねえか!といった感じですが、そのほかにもメガマウスが出現後マグニチュード6以上の地震が起こった例はあり、合計すると9例ほどあります。

これは、果たして偶然といえるか?といえば、疑問が残りますよね。この関連性は解明されておらず、わからないところが多いのですが、根拠はサメは弱い電流をもとに餌を探すため、地震が起こって電磁場が発生すればサメがびっくりして打ち上げられる、といった感じのようです。

とはいえ、マグニチュード6ほどの地震は日本では年に何回も起こるため、大きな地震ではすべからくメガマウスが出現しているというわけでもありません。また、発見場所もバラバラです。なのであくまで関連があるかもしれない(Maybe)、といった程度に考えておくのが今のところは妥当ではないでしょうか。

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最後に

いかがでしたか。地震については人類の文明をもってしても予測できないものですが、もしそれをメガマウスが予測できるのだとしたらなんであれすごいですね。

 

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