ボルボックスについて解説!大きさや特徴は?飼育法や値段は?

ボルボックスは、別名オオヒゲマワリとも呼ばれる緑藻の一種で、非常に小さな球形をしています。学校の理科の授業でも見覚え、聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、このボルボックスについて解説していきます。


大きさや特徴

ボルボックスの大きさは直径数百μm程度とされています。1mm=1000μmなので、直径が1mm以下の非常に小さな生き物だということになります。ちなみに人間の肉眼での分解能は0.1mm(=100μm)といわれているので、何とか見分けられる程度の大きさです。

ボルボックスは小さな細胞(体細胞)が集まって球形を形成しています。細胞が球の表面に一層に並んでおり、球の内部はゴニディア(後で述べる生殖細胞)があるだけになっています。

それぞれの細胞は葉緑体を持っており、緑色をしています。また細胞は1つあたり2本の鞭毛(べんもう)を持っており、これにより自由に動き回ることができます。動き回る際には回転しながら移動(以下動画)し、これが名前の由来にもなっています。葉緑体をもち光合成ができる、自由に動き回れるという点を考えれば、植物と動物の両方の特徴を持っているといえます。

 

ボルボックスはどこにいる?

ボルボックスは身の回りの川や池などに生息しています。綺麗な水を好み、そのような場所であれば比較的普通に見ることができます。

どうやって繁殖する?

ボルボックスは有性生殖と無性生殖の両方を行います。(無性生殖は単に自身の体を2つに分裂させて子孫を増やす殖やし方、有性生殖は2つの個体間でたがいに作った配偶子(卵や精子など)を合体させ、新たな遺伝子型をもつ個体を殖やす方法です。我々人間はもちろん有性生殖を行います。)

一般的にボルボックスは春から秋にかけては無性生殖をし、環境の厳しい冬には有性生殖をするとされています。ボルボックスの内部にはゴニディアと呼ばれる生殖細胞があり、これらが分裂していくことによって子のボルボックスができ、親の体細胞の層を破って出てきます。この親ボルボックスは近いうちに死んでしまうようです。

ボルボックスの飼育

ボルボックスは家庭で比較的手軽に培養することが可能です。やり方はいろいろあり、どれが正しいというのは何とも言えないのですが、水は売られているミネラルウォーターを利用し、少々の液体肥料や殺菌した土や貝殻などを利用して栄養源を追加してやると培地になるようです。栽培キットのようなものも売られているので、そのような類を利用するのもよいでしょう。

あとは1か月に1度ほどで増えすぎて過密になってしまうので、新たな培地を用意し、少量を移し替えてやります。

ボルボックスは自分で川や池、田んぼなどで探して採集すればOKですし、あるいはほかに培養している方がいれば分けてもらってもよいでしょう。なかなか見つからない、アテがない場合は、2000円程度の値段で販売されている場合もあるので、購入して入手するのが早いかもしれません。

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最後に

ボルボックスは非常に小さな生き物ですが、それとは裏腹に非常に神秘的な見た目をしています。機会があれば、顕微鏡やレンズなどで観察してみてください。

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